行政書士のひとりごとブログ

2011年5月30日 月曜日

コラム7 「銀行と付き合わない会社にすればいい」


「銀行と付き合わない会社にすればいい」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。

私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。

ご意見・ご感想をお寄せください。


●銀行と付き合わない会社にすればいい

 国民金融公庫(現:日本政策金融公庫)から融資を受けている中小企業もいっぱいあります。原資は何かといえば、郵便貯金、簡易保険の保険料と税金です。もともとは国民のお金ではないですか。それが返せなくなったとしても、自分が国に払ったり預けたお金を、ちょっと戻してもらうだけです。

 しかも、銀行は公的資金を導入して経営を立て直し、その間、預金者にほとんど利子を払わず、いまでも法人所得税を払わない。こんな会社は、社会の公器ではありません。そんな銀行に、義理立てすることはありません。このことについては、本気で銀行に怒るべきです。

 銀行を怖がらず、ホンネでやり合えばいいのです。本気になって銀行とケンカができないのは「お金が必要になったとき、貸してくれないと困る」と思っているからです。それも負け犬根性です。銀行が貸し出したくなるような会杜になればいいことです。銀行は雨が降ると傘を取り上げ、雨がやむと傘を差し出すといわれますが、それが銀行の本質です。

 利ざやを確実に稼ぐために、危ない会社には貸さないし、潰れそうにない会社にどんどん貸すのが、銀行の商売です。借金の金利でも、借金をすべて返済すると、驚くような低い金利で「是非、借りてください」と頭を下げてきます。

 銀行と付き合いたくないと思うのなら、無借金経営をすればいいし、そこにもっていく方法はいくらでもあります。「うちは、いくらでも銀行からお金が借りられる」と自慢をする経営者よりも、「うちは銀行に借金がない」と胸が張れる経営者のほうがかっこいいではないですか。

 経営書には必ずといって「銀行との上手な付き合い方」と書かれているから、いかにも大事なことのように錯覚してしまうけれど、「銀行と付き合わない会社」が一番立派なのです。ここを間違えては困ります。銀行に借金がなければ、仕切り直しのために、会社を整理するときも簡単にできます。


--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--

投稿者 行政書士 白神英雄 | コメント(0)

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