行政書士のひとりごとブログ
2012年5月 2日 水曜日
カバチタレを斬る!
なんで、行政書士なの?行政書士でなくても弁護士でも、税理士でも、司法書士でもいいやんか?
皆さん覚えていらっしゃいますか?「カバチタレ」というドラマ?
講談社の漫画雑誌『モーニング』に連載された漫画「カバチタレ!」、この漫画をもとにしたテレビドラマ「カバチタレ!」、そして、「特上カバチ!!」です。
行政書士事務所を舞台にして、法律を駆使して社会的弱者を守るという物語でした。
「カバチタレ!」は、深津絵里演じる行政書士と常盤貴子演じるちょっとノー天気な女性をメインにしたドラマです。ちなみに、香里奈がテレビ連続ドラマ初出演のドラマだそうです。所長行政書士は、陣内孝則が演じていました。
「特上カバチ!!」は、櫻井翔演じる見習い行政書士補助者と堀北真希演じるベテラン?行政書士がメインでドラマが展開されました。こちらのドラマの所長行政書士は、中村雅俊が演じていました。
どちらも、格好いい所長行政書士と法律を熟知している若い行政書士が活躍しました。う~ん。うちと違うなーと思ってドラマを見ていました。ちなみに、うちも行政書士です。
法律の裏をかくような、あれだけの民事の法律知識がある行政書士って、若いのにすごいなーって、羨望のまなざしで見ていました。さすがドラマ、すごい、すごい!!
ところで、このドラマ、なぜ行政書士なの?
弁護士が主人公ではだめなの?税理士でも、司法書士でもいいやん。と最初の問いかけに戻ります。
ドラマのお話は、「カバチタレ!」では、民事や刑事のものばかり。行政のものはありません。不動産の競売、供託、債務不履行、偽装結婚、親権、そして、道路交通法、強制わいせつ罪、正当防衛などのお話です。「特上カバチ!!」では、「遂に勃発!法テクバトル」をテーマに、借金問題、示談交渉術、非正規雇用、偽造書類の見破り方、脱サラ地獄、貧乏ビジネスなど社会的な問題を扱っていました。櫻井翔君が、「俺は、法律家だ~」と叫んでいるのが印象的でした。
そうそう。ドラマを思い出してください。このドラマは行政書士が主人公である必然性はないのです。弁護士さんを主人公にした方がよいのではないか?と私は思っています。聞くところによると、原作者が行政書士であるとのこと。行政書士を知ってもらえるきっかけになったようです。そして、このドラマを見た若い諸君がドラマのような行政書士にあこがれて行政書士をめざしているそうです。
私は、何か違和感を感じていました。
本来の行政書士のお仕事は、役所への申請書類の作成と申請代理なのです。
私などは、日々書類作りに悪戦苦闘しています。誤った行政書士のイメージが広がったと私は思っています。依頼者の相手方と交渉し、いわゆる示談や和解などをするのが行政書士のお仕事ではないのです。と私は思っています。
ドラマでの行政書士の活動が弁護士法第72条に違反する非弁活動という指摘がドラマの中でもありました。「カバチタレ!」の最終回では、小林聡美演じる弁護士が、所長行政書士を弁護士法違反で刑事告発しようとしたようです。
さらには、「特上カバチ!!」、放送終了後に、大阪弁護士会がこのドラマにおいて「行政書士が法律で定められた業務範囲を明らかに超えた法律相談を行っている」と放送局に抗議したということです。聞くところによると、「文書作成料名目であれば、実質的には交渉の報酬であっても行政書士が受け取ってよいと誤解を生む内容となっている」、「本人と同席した示談交渉で行政書士が主導的に交渉を行っている」との指摘だそうです。
行政書士になぜ「行政」がつくのかを考えていただきたい。
行政書士を本気にめざす若い諸君が、誤った行政書士のイメージを持たないようにしていただきたいと思っています。
さらに、依頼者側でも、ご相談をされるときには、内容に応じた士業の方に対して行っていただきたいとも思っています。私は行政書士ですが、ご相談を受けた場合に相談内容からみて、たとえば、この内容であれば弁護士さん、この内容であれば司法書士さんと、適切な士業の方をご紹介をするように心がけています。同席の上でのご紹介もしています。
そろそろ結論を。
常時相談する士業は一人に決める。
行政書士でも、弁護士でも、司法書士でもかまわない。内容によって適切な士業の紹介を受ける。一人に決めた士業を窓口にすることもOK。ハイ、士業をうまく活用してくださいね。
大阪市東淀川区小松の吉本法務事務所(司法書士・行政書士)のニュースレター「つなぎ」(2012.春号vol.46)に掲載していただいたものを同所のご承諾を得て私のブログに投稿しているものです。
皆さん覚えていらっしゃいますか?「カバチタレ」というドラマ?
講談社の漫画雑誌『モーニング』に連載された漫画「カバチタレ!」、この漫画をもとにしたテレビドラマ「カバチタレ!」、そして、「特上カバチ!!」です。
行政書士事務所を舞台にして、法律を駆使して社会的弱者を守るという物語でした。
「カバチタレ!」は、深津絵里演じる行政書士と常盤貴子演じるちょっとノー天気な女性をメインにしたドラマです。ちなみに、香里奈がテレビ連続ドラマ初出演のドラマだそうです。所長行政書士は、陣内孝則が演じていました。
「特上カバチ!!」は、櫻井翔演じる見習い行政書士補助者と堀北真希演じるベテラン?行政書士がメインでドラマが展開されました。こちらのドラマの所長行政書士は、中村雅俊が演じていました。
どちらも、格好いい所長行政書士と法律を熟知している若い行政書士が活躍しました。う~ん。うちと違うなーと思ってドラマを見ていました。ちなみに、うちも行政書士です。
法律の裏をかくような、あれだけの民事の法律知識がある行政書士って、若いのにすごいなーって、羨望のまなざしで見ていました。さすがドラマ、すごい、すごい!!
ところで、このドラマ、なぜ行政書士なの?
弁護士が主人公ではだめなの?税理士でも、司法書士でもいいやん。と最初の問いかけに戻ります。
ドラマのお話は、「カバチタレ!」では、民事や刑事のものばかり。行政のものはありません。不動産の競売、供託、債務不履行、偽装結婚、親権、そして、道路交通法、強制わいせつ罪、正当防衛などのお話です。「特上カバチ!!」では、「遂に勃発!法テクバトル」をテーマに、借金問題、示談交渉術、非正規雇用、偽造書類の見破り方、脱サラ地獄、貧乏ビジネスなど社会的な問題を扱っていました。櫻井翔君が、「俺は、法律家だ~」と叫んでいるのが印象的でした。
そうそう。ドラマを思い出してください。このドラマは行政書士が主人公である必然性はないのです。弁護士さんを主人公にした方がよいのではないか?と私は思っています。聞くところによると、原作者が行政書士であるとのこと。行政書士を知ってもらえるきっかけになったようです。そして、このドラマを見た若い諸君がドラマのような行政書士にあこがれて行政書士をめざしているそうです。
私は、何か違和感を感じていました。
本来の行政書士のお仕事は、役所への申請書類の作成と申請代理なのです。
私などは、日々書類作りに悪戦苦闘しています。誤った行政書士のイメージが広がったと私は思っています。依頼者の相手方と交渉し、いわゆる示談や和解などをするのが行政書士のお仕事ではないのです。と私は思っています。
ドラマでの行政書士の活動が弁護士法第72条に違反する非弁活動という指摘がドラマの中でもありました。「カバチタレ!」の最終回では、小林聡美演じる弁護士が、所長行政書士を弁護士法違反で刑事告発しようとしたようです。
さらには、「特上カバチ!!」、放送終了後に、大阪弁護士会がこのドラマにおいて「行政書士が法律で定められた業務範囲を明らかに超えた法律相談を行っている」と放送局に抗議したということです。聞くところによると、「文書作成料名目であれば、実質的には交渉の報酬であっても行政書士が受け取ってよいと誤解を生む内容となっている」、「本人と同席した示談交渉で行政書士が主導的に交渉を行っている」との指摘だそうです。
行政書士になぜ「行政」がつくのかを考えていただきたい。
行政書士を本気にめざす若い諸君が、誤った行政書士のイメージを持たないようにしていただきたいと思っています。
さらに、依頼者側でも、ご相談をされるときには、内容に応じた士業の方に対して行っていただきたいとも思っています。私は行政書士ですが、ご相談を受けた場合に相談内容からみて、たとえば、この内容であれば弁護士さん、この内容であれば司法書士さんと、適切な士業の方をご紹介をするように心がけています。同席の上でのご紹介もしています。
そろそろ結論を。
常時相談する士業は一人に決める。
行政書士でも、弁護士でも、司法書士でもかまわない。内容によって適切な士業の紹介を受ける。一人に決めた士業を窓口にすることもOK。ハイ、士業をうまく活用してくださいね。
行政書士 白神英雄
大阪市東淀川区小松の吉本法務事務所(司法書士・行政書士)のニュースレター「つなぎ」(2012.春号vol.46)に掲載していただいたものを同所のご承諾を得て私のブログに投稿しているものです。
2012年1月21日 土曜日
コラム17 資金繰りをイヤがる社長
「資金繰りをイヤがる社長」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●資金繰りをイヤがる社長
負け組経営者は、財務に弱い。アホらしい例としては、売上げは手形で受け取っているのに「手形商売はやめたい。手形で苦労したくないから現金決済でいく」とかっこいいことを言って、支払いを現金にしている。受取手形が増えたら、キャッシュフローを確保するため、支払手形を増やすのが財務の常識です。売上げが現金で入るなら、支払いも現金にする、というのならわかります。それすら理解できない経営者がいることに唖然とします。
中小企業の経営がいつも苦しいのは、宿命的ともいえる「資金繰り」がうまくいかないからです。中には「資金繰りはやりたくない、イヤや」と言う社長がいます。イヤなら、資金繰りをしないですむ会社にすればいいだけのことです。銀行がお金を貸してくれないのなら、お金を貸したくなるような会社にすればいい。このロジックがわからない。
そのためのテクニックは山ほどあるのに、何もしないで「それができれば苦労はしません」といけしゃあしゃあと言います。なぜ、何もしないのか。財務内容をよくするテクニックを実践するエネルギーがなかったり、もともと財務がわからない。それを「できない」という言い訳にすり替える。それでは、いつになっても資金繰りの泥沼から這い出ることはできません。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●資金繰りをイヤがる社長
負け組経営者は、財務に弱い。アホらしい例としては、売上げは手形で受け取っているのに「手形商売はやめたい。手形で苦労したくないから現金決済でいく」とかっこいいことを言って、支払いを現金にしている。受取手形が増えたら、キャッシュフローを確保するため、支払手形を増やすのが財務の常識です。売上げが現金で入るなら、支払いも現金にする、というのならわかります。それすら理解できない経営者がいることに唖然とします。
中小企業の経営がいつも苦しいのは、宿命的ともいえる「資金繰り」がうまくいかないからです。中には「資金繰りはやりたくない、イヤや」と言う社長がいます。イヤなら、資金繰りをしないですむ会社にすればいいだけのことです。銀行がお金を貸してくれないのなら、お金を貸したくなるような会社にすればいい。このロジックがわからない。
そのためのテクニックは山ほどあるのに、何もしないで「それができれば苦労はしません」といけしゃあしゃあと言います。なぜ、何もしないのか。財務内容をよくするテクニックを実践するエネルギーがなかったり、もともと財務がわからない。それを「できない」という言い訳にすり替える。それでは、いつになっても資金繰りの泥沼から這い出ることはできません。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2012年1月 1日 日曜日
謹賀新年 平成24年元旦
謹賀新年
皆様にとりまして
最良の年になりますよう
心からお祈り申し上げます
平成24年 元旦
経営サポーター@行政書士白神事務所
代表・行政書士 白神英雄
www.shiragami.biz 経営サポート@行政書士白神事務所
www.shiragami.jp 行政書士白神英雄事務所
2011年11月29日 火曜日
コラム16 「プライドだけは捨ててはいけない」
「プライドだけは捨ててはいけない」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●プライドだけは捨ててはいけない
私自身のことを言えば、お客さまは神様ですから、クライアントからどんな無理難題をいわれても、かなり我慢をしますし、課題を出した社長から的確な答が出るまでじっと待ちます。
でも、ある限界を超えるとキレて、怒鳴り散らします。
以前、勤めていた会社で、取引先に我慢の限界を超えるひどいことを言われたのですが、怒らないで我慢をしてしまった自分に、ものすごく腹が立ちました。
というのは、その会社とは一〇億円の取引があり、この商売をなくしたくないので我慢してしまったのです。
我に返ったとき「ここまで自分を卑下してまで商売せんとならんのか」と悔しくなり、お金のために我慢してしまった自分がつくづくイヤになりました。
後日、また、同じことを言われたときは「一〇億円なんか失ってもええ、自分のプライドのほうが大切や」と腹をくくって、相手に言いたいことを言い返しました。
すると、相手は悪びれることもなく「そう思われましたんか。それはすんませんね」と簡単に謝るんです。それで取引が切れることもありませんでした。
自分の生きざま、プライドを傷つけられたときに失うものは、お金では換算できません。
否定された自分を認めることになり、自信をもって生きることができなくなります。許せないことは、腹の底から怒ることです。それが自分を守ることになります。
※「私」とは、著者の桂幹人氏のことです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●プライドだけは捨ててはいけない
私自身のことを言えば、お客さまは神様ですから、クライアントからどんな無理難題をいわれても、かなり我慢をしますし、課題を出した社長から的確な答が出るまでじっと待ちます。
でも、ある限界を超えるとキレて、怒鳴り散らします。
以前、勤めていた会社で、取引先に我慢の限界を超えるひどいことを言われたのですが、怒らないで我慢をしてしまった自分に、ものすごく腹が立ちました。
というのは、その会社とは一〇億円の取引があり、この商売をなくしたくないので我慢してしまったのです。
我に返ったとき「ここまで自分を卑下してまで商売せんとならんのか」と悔しくなり、お金のために我慢してしまった自分がつくづくイヤになりました。
後日、また、同じことを言われたときは「一〇億円なんか失ってもええ、自分のプライドのほうが大切や」と腹をくくって、相手に言いたいことを言い返しました。
すると、相手は悪びれることもなく「そう思われましたんか。それはすんませんね」と簡単に謝るんです。それで取引が切れることもありませんでした。
自分の生きざま、プライドを傷つけられたときに失うものは、お金では換算できません。
否定された自分を認めることになり、自信をもって生きることができなくなります。許せないことは、腹の底から怒ることです。それが自分を守ることになります。
※「私」とは、著者の桂幹人氏のことです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年10月31日 月曜日
セミナー「遺言の作成から相続・事後手続き」のご案内
遺産相続・遺言作成に直面した時「あなたは」全てを一人で行えますか?
あなたの大切な人は誰ですか?その方に本当の気持ちを伝えましょう。
遺言と聞くとどうしても、「遺言=お金」といったイメージや「遺言=遺書」のようなマイナスイメージが強く根付いているのが、今の日本の現状です。
しかし本来の遺言において一番大切なことは、「残された遺族へのあなたの気持ち」と「争いのない遺産分割のあなたの思い」を記載することです。
「妻に感謝の気持ちを送りたい」や「私の息子として生まれてくれてありがとう」といったあなたの気持ちを残すことが大切なのです。「遺言=ラブレター」であると考えています。
遺言書がなければ遺産分割は相続人同士の話合いで決めます。一見簡単に聞こえますが、実際はトラブルが起きるのがほとんどと言っても過言ではありません。
例えば、あなたが何十年と介護をしてきた両親が亡くなった後、あなたの兄弟が「両親が所有していた不動産は自分がもらう」と言ってきた場合どうしますか・・・?
どれほど仲が良い家族でも、一瞬にして他人にしてしまう可能性があるのが遺産相続であり、遺産分割なのです。
遺産相続を「遺産争族」にさせないためのセミナーです。
日時 平成23年11月24日(木)
午後6時30分~8時45分 (午後6時受付開始)
会場 エル・おおさか(大阪府立労働センター)南館7階 南71号室
大阪市中央区北浜東3-14
谷町線「天満橋」・京阪電車「天満橋」西へ徒歩5分
電話:06-6942-0001 FAX:06-6942-1933
参加費 1,000円 (当日、受付にてお支払い下さい。)
セミナースケジュール
1部 6:40~7:30 遺言の作成から相続・事後手続き
ソリッドチェイン法務事務所
相続コンサルタント/行政書士 高橋有里
2部 7:40~8:30 相続税の現在と未来
苗村会計事務所
税理士/ファイナンシャル・プランナー 苗村辰美
3部 8:35~8:45 個別相談のご案内
主催 ビジネスサポート協同組合・ソリッドチェイン法務事務所 共催
【主催者紹介】
・ビジネスサポート協同組合は、近畿運輸局と大阪府の設立認可を受けた異業種の協同組合です。
理事長 牟田行満(有限会社豊・代表取締役)
副理事長 白神英雄(行政書士/行政書士白神事務所・代表)
理事 苗村辰美(税理士/苗村会計事務所・代表)
・ソリッドチェイン法務事務所(行政書士・代表 高橋有里)
ご参加申込みは、次の事項をご記入の上、E-mailにてご連絡下さい。
E-mail:info@shiragami.biz
11月24日開催セミナー「遺言の作成から相続・事後手続き」に参加します。
参加者名:
ほか 名
計 名
E-mail :
連絡先電話番号(勤務先・自宅)
お問い合わせは、電話06-6349-3710 FAX06-6349-3731 セミナー運営担当 行政書士白神事務所までお願いします。
あなたの大切な人は誰ですか?その方に本当の気持ちを伝えましょう。
遺言と聞くとどうしても、「遺言=お金」といったイメージや「遺言=遺書」のようなマイナスイメージが強く根付いているのが、今の日本の現状です。
しかし本来の遺言において一番大切なことは、「残された遺族へのあなたの気持ち」と「争いのない遺産分割のあなたの思い」を記載することです。
「妻に感謝の気持ちを送りたい」や「私の息子として生まれてくれてありがとう」といったあなたの気持ちを残すことが大切なのです。「遺言=ラブレター」であると考えています。
遺言書がなければ遺産分割は相続人同士の話合いで決めます。一見簡単に聞こえますが、実際はトラブルが起きるのがほとんどと言っても過言ではありません。
例えば、あなたが何十年と介護をしてきた両親が亡くなった後、あなたの兄弟が「両親が所有していた不動産は自分がもらう」と言ってきた場合どうしますか・・・?
どれほど仲が良い家族でも、一瞬にして他人にしてしまう可能性があるのが遺産相続であり、遺産分割なのです。
遺産相続を「遺産争族」にさせないためのセミナーです。
日時 平成23年11月24日(木)
午後6時30分~8時45分 (午後6時受付開始)
会場 エル・おおさか(大阪府立労働センター)南館7階 南71号室
大阪市中央区北浜東3-14
谷町線「天満橋」・京阪電車「天満橋」西へ徒歩5分
電話:06-6942-0001 FAX:06-6942-1933
参加費 1,000円 (当日、受付にてお支払い下さい。)
セミナースケジュール
1部 6:40~7:30 遺言の作成から相続・事後手続き
ソリッドチェイン法務事務所
相続コンサルタント/行政書士 高橋有里
2部 7:40~8:30 相続税の現在と未来
苗村会計事務所
税理士/ファイナンシャル・プランナー 苗村辰美
3部 8:35~8:45 個別相談のご案内
主催 ビジネスサポート協同組合・ソリッドチェイン法務事務所 共催
【主催者紹介】
・ビジネスサポート協同組合は、近畿運輸局と大阪府の設立認可を受けた異業種の協同組合です。
理事長 牟田行満(有限会社豊・代表取締役)
副理事長 白神英雄(行政書士/行政書士白神事務所・代表)
理事 苗村辰美(税理士/苗村会計事務所・代表)
・ソリッドチェイン法務事務所(行政書士・代表 高橋有里)
ご参加申込みは、次の事項をご記入の上、E-mailにてご連絡下さい。
E-mail:info@shiragami.biz
11月24日開催セミナー「遺言の作成から相続・事後手続き」に参加します。
参加者名:
ほか 名
計 名
E-mail :
連絡先電話番号(勤務先・自宅)
お問い合わせは、電話06-6349-3710 FAX06-6349-3731 セミナー運営担当 行政書士白神事務所までお願いします。
2011年9月29日 木曜日
コラム15 緊迫感を持たない社長
「緊迫感を持たない社長」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●緊迫感を持たない社長
取引先には値下げを要求され、銀行からは矢のような債務取り立てがあり、社員は動かないという状況が続くと、経営者は四面楚歌、逃げ場がないと思ってしまいます。私に言わせれば、勝手に四面楚歌と思っているだけで、発想を変えれば何でもないことです。思い上がりではなく、私にとって再生が無理な業態とか「何をしても売れない」という商品はありません。
「四面楚歌だ」という泣き言は、私は「何もしていません」としか聞こえません。いろいろ工夫して売ってみなさい。それでも売れなかったら、また別の切り口を考えればいいのです。
私は、声を大にして言いたい。
「なんで、中小企業は三億や五億の売上げで止まってしまうんか? 何で価格競争から逃げられないんか? 何でヒトなし、モノなし、お金なしが尽きないんか? なんで、なんで、なんでやねん。そんな経営ならやめてしまえ」
「固定概念、業界の慣習を打ち破らなければ、会社は死んでしまう」という危機感を社長が持てば、容易に会社は再生できます。中小企業の社長は、自分の思いで会社を変えられます。その面白さがあるのに、どうして会社を変えようとしないのか。
人間、自省することはイヤです。自分の失敗を認めたくないからです。社員の前で「自分は間違った判断をした」と謝る必要はありませんが、一人になったとき、自分の頭を叩き、ツメの先がなくなるほどツメを噛んで悔しがらないと、同じ間違いを繰り返します。
社長が自分を叱れないのは、経営に対する緊迫感がないからです。「自分の判断が間違ったら、会社がおかしくなる」という緊張感をもって仕事をしていれば、自分で自分がイヤになる自己嫌悪に陥るときがあるはずです。「何で、もっと積極的に営業をしなかったのか」「もっと考えれば、いいアイデアが出たのに」「仕入れる商品を別のものにすればよかった」「簡単に値引きに応じてしまった」--反省の材料はいくらでもあるでしょう。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●緊迫感を持たない社長
取引先には値下げを要求され、銀行からは矢のような債務取り立てがあり、社員は動かないという状況が続くと、経営者は四面楚歌、逃げ場がないと思ってしまいます。私に言わせれば、勝手に四面楚歌と思っているだけで、発想を変えれば何でもないことです。思い上がりではなく、私にとって再生が無理な業態とか「何をしても売れない」という商品はありません。
「四面楚歌だ」という泣き言は、私は「何もしていません」としか聞こえません。いろいろ工夫して売ってみなさい。それでも売れなかったら、また別の切り口を考えればいいのです。
私は、声を大にして言いたい。
「なんで、中小企業は三億や五億の売上げで止まってしまうんか? 何で価格競争から逃げられないんか? 何でヒトなし、モノなし、お金なしが尽きないんか? なんで、なんで、なんでやねん。そんな経営ならやめてしまえ」
「固定概念、業界の慣習を打ち破らなければ、会社は死んでしまう」という危機感を社長が持てば、容易に会社は再生できます。中小企業の社長は、自分の思いで会社を変えられます。その面白さがあるのに、どうして会社を変えようとしないのか。
人間、自省することはイヤです。自分の失敗を認めたくないからです。社員の前で「自分は間違った判断をした」と謝る必要はありませんが、一人になったとき、自分の頭を叩き、ツメの先がなくなるほどツメを噛んで悔しがらないと、同じ間違いを繰り返します。
社長が自分を叱れないのは、経営に対する緊迫感がないからです。「自分の判断が間違ったら、会社がおかしくなる」という緊張感をもって仕事をしていれば、自分で自分がイヤになる自己嫌悪に陥るときがあるはずです。「何で、もっと積極的に営業をしなかったのか」「もっと考えれば、いいアイデアが出たのに」「仕入れる商品を別のものにすればよかった」「簡単に値引きに応じてしまった」--反省の材料はいくらでもあるでしょう。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年9月13日 火曜日
コラム14 会社経営に脱法行為は御法度
「会社経営に脱法行為は御法度」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●会社経営に脱法行為は御法度
中小企業は、儲かっても一〇〇〇万円、赤字になってもマイナス一〇〇〇万円の幅で経営しています。景気が良くなってきたといわれても、恩恵を得ているのは中堅以上の会社で、中小企業には関係ない。それなら「どうして中小企業は儲からないのか」と怒りなさい。
怒れば、どうすれば自分の会社に利益を移し替えることができるかを考えます。怒れば、何が理不尽なのか、何が間違っているかが見えてきます。「どうして、中小企業は大きくなれないのか」「どうして資金繰りに苦しんでばかりいるのか」と考えていくと、どうすれば解決されるかがわかってきます。
ただ、世の中に怒るには、世の中のためになる仕事をしているかどうかが問われます。中小企業の中には、利益が出ているのに帳簿を操作して赤字申告する会社があります。これは明らかに間違っています。会社経営に違法、脱法行為は御法度です。経営者の品位が疑われます。脱税をしている経営者に、世の中を怒る資格はありません。
合法的な節税手法は、投資効果があるなど会社に利益をもたらすものであれば実行すべきです。しかし、非合法の裏金づくりはやめましょう。意味がありません。
というのは、裏金は裏のお金であって、表に出すことができないからです。裏に隠したお金は会社のために使えないし、不動産を購入すれば資金源を税務署から説明を求められます。誰からも後ろ指を指されない会社にするには、株式公開の計画がなくても、公開基準を適用した財務会計基準で経営にあたることです。
私は「利益が出ているのであれば、きちんと税金を払いなさい」と言っています。脱税してつくった裏金を運転資金にしている会社と、きちんと税金を払っている会社を比べると、税金を払っている会社のほうが、資金繰りがいいのも事実です。それは利益を計上していることで、銀行の融資枠が広がるからです。実態は黒字でも赤字決算を計上していると、銀行の融資が受けにくくなります。
中小企業は、いつ銀行から融資を受けることになるかわかりません。そのとき困らないように、正しい決算をして税金を払うことです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●会社経営に脱法行為は御法度
中小企業は、儲かっても一〇〇〇万円、赤字になってもマイナス一〇〇〇万円の幅で経営しています。景気が良くなってきたといわれても、恩恵を得ているのは中堅以上の会社で、中小企業には関係ない。それなら「どうして中小企業は儲からないのか」と怒りなさい。
怒れば、どうすれば自分の会社に利益を移し替えることができるかを考えます。怒れば、何が理不尽なのか、何が間違っているかが見えてきます。「どうして、中小企業は大きくなれないのか」「どうして資金繰りに苦しんでばかりいるのか」と考えていくと、どうすれば解決されるかがわかってきます。
ただ、世の中に怒るには、世の中のためになる仕事をしているかどうかが問われます。中小企業の中には、利益が出ているのに帳簿を操作して赤字申告する会社があります。これは明らかに間違っています。会社経営に違法、脱法行為は御法度です。経営者の品位が疑われます。脱税をしている経営者に、世の中を怒る資格はありません。
合法的な節税手法は、投資効果があるなど会社に利益をもたらすものであれば実行すべきです。しかし、非合法の裏金づくりはやめましょう。意味がありません。
というのは、裏金は裏のお金であって、表に出すことができないからです。裏に隠したお金は会社のために使えないし、不動産を購入すれば資金源を税務署から説明を求められます。誰からも後ろ指を指されない会社にするには、株式公開の計画がなくても、公開基準を適用した財務会計基準で経営にあたることです。
私は「利益が出ているのであれば、きちんと税金を払いなさい」と言っています。脱税してつくった裏金を運転資金にしている会社と、きちんと税金を払っている会社を比べると、税金を払っている会社のほうが、資金繰りがいいのも事実です。それは利益を計上していることで、銀行の融資枠が広がるからです。実態は黒字でも赤字決算を計上していると、銀行の融資が受けにくくなります。
中小企業は、いつ銀行から融資を受けることになるかわかりません。そのとき困らないように、正しい決算をして税金を払うことです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年9月 7日 水曜日
コラム13 中小企業に景気の動向は関係ない
「中小企業に景気の動向は関係ない」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●中小企業に景気の動向は関係ない
次年度の予算を立てるとき、目標を「国内経済成長率程度の前年比二%増でいい。それで十分だ」と考える中小企業経営者がいます。何か勘違いをしています。
日本を代表するような大企業なら、業績はマクロ経済に左右されるでしょうから、景気の動向には敏感になるし、その経営者には日本経済を語る見識が必要です。
しかし、はっきりいって、中小企業は景気の動向にそれほど左右されません。実際、日本国中が好景気に沸いたバブル期でも、苦しい中小企業は多かったではないですか。バブル経済が崩壊して不況が続きましたが、中小企業はバブル時に六〇〇万円の利益が出ていたものが、二〇〇万円に落ちたという話です。中小企業は景気に関係なく、いつでもギリギリの経営を余儀なくされます。
中小企業の経営者が、景気がいいとか悪いとか、「いまの日本経済は」と高説をたれる姿を見ると、申し訳ないが笑うしかありません。中小企業にとって、そんなことは関係ない。逆に言えば、市場が求める商品、サービスが提供できれば、景気に関係なく売上げを急激に伸ばすことができます。それが中小企業の強さです。
にもかかわらず、「景気が悪くなっているから」「市場が小さくなっているから」と言い訳ばかりしている。なんでやねん! 「偉そうに景気を語る時間があったら、隣の同業者の客を奪わんかい! そうすれば売上げはすぐ倍になる」と言いたくなります。
もう一つ。社長が「こういう条件があるからできない」と愚痴ばかりいっていると、必ず淘汰されます。そうではなく、「こうやったらできるはずだ」という前向きの考えをもてば "勝ち組" になれるのです。ビジネス書を読んで解決策を考えるのではなく、いま何が求められているかをマーケット(顧客)に聞いて回れば解決策が見出されます。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●中小企業に景気の動向は関係ない
次年度の予算を立てるとき、目標を「国内経済成長率程度の前年比二%増でいい。それで十分だ」と考える中小企業経営者がいます。何か勘違いをしています。
日本を代表するような大企業なら、業績はマクロ経済に左右されるでしょうから、景気の動向には敏感になるし、その経営者には日本経済を語る見識が必要です。
しかし、はっきりいって、中小企業は景気の動向にそれほど左右されません。実際、日本国中が好景気に沸いたバブル期でも、苦しい中小企業は多かったではないですか。バブル経済が崩壊して不況が続きましたが、中小企業はバブル時に六〇〇万円の利益が出ていたものが、二〇〇万円に落ちたという話です。中小企業は景気に関係なく、いつでもギリギリの経営を余儀なくされます。
中小企業の経営者が、景気がいいとか悪いとか、「いまの日本経済は」と高説をたれる姿を見ると、申し訳ないが笑うしかありません。中小企業にとって、そんなことは関係ない。逆に言えば、市場が求める商品、サービスが提供できれば、景気に関係なく売上げを急激に伸ばすことができます。それが中小企業の強さです。
にもかかわらず、「景気が悪くなっているから」「市場が小さくなっているから」と言い訳ばかりしている。なんでやねん! 「偉そうに景気を語る時間があったら、隣の同業者の客を奪わんかい! そうすれば売上げはすぐ倍になる」と言いたくなります。
もう一つ。社長が「こういう条件があるからできない」と愚痴ばかりいっていると、必ず淘汰されます。そうではなく、「こうやったらできるはずだ」という前向きの考えをもてば "勝ち組" になれるのです。ビジネス書を読んで解決策を考えるのではなく、いま何が求められているかをマーケット(顧客)に聞いて回れば解決策が見出されます。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年8月10日 水曜日
コラム12 「他力本願になるな」
「他力本願になるな」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、事業創りサポートのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●他力本願になるな
もう一つ、中小企業経営者が陥りやすい逃げ道が「誰かが助けてくれるだろう」「そのうち、景気がよくなるだろう」という他力本願の気持ちです。
再生が必要になる会社の経営者は、間違いなく他力本願です。私のところに相談に来ると、すぐに「明日から売上げが上がる方法を教えてほしい」と言ってくる。私は自立能動型の経営者になることを求めるので、まずは自分で考えてもらいます。社長が脳ミソから血が出るほど考えなければ、本当の会社再生はできません。
他力本願の経営者は、会社がおかしくなった原因を、景気が悪くなった、社員の質が落ちた、銀行がお金を貸してくれないなど、自分以外のところに求めます。中小企業は会社イコール社長です。会社を良くするのも、悪くするのも、すべて社長の力量にかかっています。それなのに、自分には責任はないような態度をとる人に社長の資格はありません。
他力本願の反対に位置するのは、周囲の意見を聞かずに暴走するタイプの社長です。意外と思われるかも知れませんが、暴走する社長が経営する会社のほうが経営状態はいい。それは、市場の変化を感じると即断即決で手を打っているからです。その手が間違っていると思ったら、すぐに次の手を打つ。だから、間違った経営にはなりません。
売上げが落ちると「マーケットが悪くなったからしょうがない」などと、売れない原因を会社の外に求めて、変に納得している経営者もいます。世の中を言い訳にすれば、自分には責任がなくなり、気が楽になるのでしょう。
でも、世の中を言い訳にしても売上げは上がりません。世の中が良くなるまで待っているのですか。そんな余裕があるのですか。業界全体の売上げが半分になったから、自分の会社の売上げが半分になっても危機感をもたないのですか。それは違うでしょう。
社長が「市場が半分になったのだから、うちの売上げが半分になっても仕方ない」と思っていたら、社員に「売ってこい」なんて言えません。社長も社員も「売上げは半分になってもいい」と考えている会社が生き残れるはずはありません。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、事業創りサポートのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●他力本願になるな
もう一つ、中小企業経営者が陥りやすい逃げ道が「誰かが助けてくれるだろう」「そのうち、景気がよくなるだろう」という他力本願の気持ちです。
再生が必要になる会社の経営者は、間違いなく他力本願です。私のところに相談に来ると、すぐに「明日から売上げが上がる方法を教えてほしい」と言ってくる。私は自立能動型の経営者になることを求めるので、まずは自分で考えてもらいます。社長が脳ミソから血が出るほど考えなければ、本当の会社再生はできません。
他力本願の経営者は、会社がおかしくなった原因を、景気が悪くなった、社員の質が落ちた、銀行がお金を貸してくれないなど、自分以外のところに求めます。中小企業は会社イコール社長です。会社を良くするのも、悪くするのも、すべて社長の力量にかかっています。それなのに、自分には責任はないような態度をとる人に社長の資格はありません。
他力本願の反対に位置するのは、周囲の意見を聞かずに暴走するタイプの社長です。意外と思われるかも知れませんが、暴走する社長が経営する会社のほうが経営状態はいい。それは、市場の変化を感じると即断即決で手を打っているからです。その手が間違っていると思ったら、すぐに次の手を打つ。だから、間違った経営にはなりません。
売上げが落ちると「マーケットが悪くなったからしょうがない」などと、売れない原因を会社の外に求めて、変に納得している経営者もいます。世の中を言い訳にすれば、自分には責任がなくなり、気が楽になるのでしょう。
でも、世の中を言い訳にしても売上げは上がりません。世の中が良くなるまで待っているのですか。そんな余裕があるのですか。業界全体の売上げが半分になったから、自分の会社の売上げが半分になっても危機感をもたないのですか。それは違うでしょう。
社長が「市場が半分になったのだから、うちの売上げが半分になっても仕方ない」と思っていたら、社員に「売ってこい」なんて言えません。社長も社員も「売上げは半分になってもいい」と考えている会社が生き残れるはずはありません。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年7月 4日 月曜日
コラム11 「社員を褒めて使うのは失礼」
「社員を褒めて使うのは失礼」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●社員を褒めて使うのは失礼
では、社員を褒めることも考えてみましょう。「褒めて、おだてて社員に気持ちよく働いてもらう」という社長もいますが、私は社員に失礼だと思います。
人間の本質は褒められたい。誰でも怒られるのは嫌だし、褒められれば気分がよくなります。褒めて社員を使うやり方は、人間の本質を逆手にとって利用するだけの卑怯な方法です。口で褒めて踊らせれば、一時的な効果はあるでしょう。でも、本当に社員のためを思っていませんから、褒められることに慣れてくると、いくら褒めても社員は動かなくなります。
それに、褒めてばかりいると、本当に怒らなければいけないときに怒れなくなるので、会社がおかしくなります。ある日、突然怒ると、社員がびっくりして辞めてしまうかも知れません。
期待通りの仕事をしてくれた社員に報いる方法は、やはりお金です。社長から言葉だけで、「よくやってくれた」と褒められても、社員は喜びません。お金を出さずに「次も頑張ってくれ」と言われても、社員はやる気を失います。それなら、褒めないほうがましです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●社員を褒めて使うのは失礼
では、社員を褒めることも考えてみましょう。「褒めて、おだてて社員に気持ちよく働いてもらう」という社長もいますが、私は社員に失礼だと思います。
人間の本質は褒められたい。誰でも怒られるのは嫌だし、褒められれば気分がよくなります。褒めて社員を使うやり方は、人間の本質を逆手にとって利用するだけの卑怯な方法です。口で褒めて踊らせれば、一時的な効果はあるでしょう。でも、本当に社員のためを思っていませんから、褒められることに慣れてくると、いくら褒めても社員は動かなくなります。
それに、褒めてばかりいると、本当に怒らなければいけないときに怒れなくなるので、会社がおかしくなります。ある日、突然怒ると、社員がびっくりして辞めてしまうかも知れません。
期待通りの仕事をしてくれた社員に報いる方法は、やはりお金です。社長から言葉だけで、「よくやってくれた」と褒められても、社員は喜びません。お金を出さずに「次も頑張ってくれ」と言われても、社員はやる気を失います。それなら、褒めないほうがましです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年6月28日 火曜日
コラム10 「社員を怒るのは教育」
「社員を怒るのは教育」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●社員を怒るのは教育
社員は社長にガツンとやられれば「なぜ、怒られたのか」と考え、「次は怒られないように、やり方を変えてみよう」と新しい行動をとります。これが教育です。ただ、社員が自分で考えなければ伸びませんから、怒るときでも、答まで教えては教育になりません。叱責する言葉の中に、ヒントを織り込んであげればいい。それに気がつかないで「じゃあ、どうすればいいんですか」と社員が聞いてきたときは「そこまで知るか。白分で考えてみい」と突き放すことです。そこから自分で考える社員と「教えてくれないのなら、わからない」と居直る社員に分かれます。後者の社員には、早く辞めてもらいます。
社長に怒られない社員は不幸です。社長が社員を怒るのは期待があるからで、怒らないのは杜員を期待していないからです。社長に怒られなくなった社員は「もう会社を辞めろ」と言われていることと同じです。
ただ、理不尽に怒れば社員は反発します。社員は怒られても「社長は自分を育ててくれている」という思いが伝われば、発憤します。社員をダメにしてしまう怒り方は、数日間、顔を見るごとに小言を言い続ける "ナガイ、クドイ、シツコイ" やり方です。反対に社員を育てる怒り方は、社長が怒ったことを、その日のうちに忘れることです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●社員を怒るのは教育
社員は社長にガツンとやられれば「なぜ、怒られたのか」と考え、「次は怒られないように、やり方を変えてみよう」と新しい行動をとります。これが教育です。ただ、社員が自分で考えなければ伸びませんから、怒るときでも、答まで教えては教育になりません。叱責する言葉の中に、ヒントを織り込んであげればいい。それに気がつかないで「じゃあ、どうすればいいんですか」と社員が聞いてきたときは「そこまで知るか。白分で考えてみい」と突き放すことです。そこから自分で考える社員と「教えてくれないのなら、わからない」と居直る社員に分かれます。後者の社員には、早く辞めてもらいます。
社長に怒られない社員は不幸です。社長が社員を怒るのは期待があるからで、怒らないのは杜員を期待していないからです。社長に怒られなくなった社員は「もう会社を辞めろ」と言われていることと同じです。
ただ、理不尽に怒れば社員は反発します。社員は怒られても「社長は自分を育ててくれている」という思いが伝われば、発憤します。社員をダメにしてしまう怒り方は、数日間、顔を見るごとに小言を言い続ける "ナガイ、クドイ、シツコイ" やり方です。反対に社員を育てる怒り方は、社長が怒ったことを、その日のうちに忘れることです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年6月17日 金曜日
コラム9 「社員を叱れない社長」
「社員を叱れない社長」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●社員を叱れない社長
商品が売れないで売上げが滅少したとき、社員を怒る社長がものすごく減っています。社長が社員に遠慮をしているから、社員を叱れなくなっている。社員は怒られないから「売れなくてもいいんだ」と思ってしまう。社長に「なぜ、社員を怒らないんや」と聞くと、真顔で「辞められると困る」と言います。アホか、と思います。これは、絶対におかしい。
私は「社長が社員を叱れない会社は伸びない」と断言できます。怒るということは、教えることです。怒られないと伸びない社員には、怒らないとダメです。怒ることは社員のためであり、会社のためです。逆に言えば、怒らない社長は、口では「社員がかわいいから怒らない」と言っても、本当は社員のことを考えていない。社員を利用することだけを考えているから、辞めないように適当に甘いことをいっている。そういう意味では、賢いのかも知れませんが、嘘っぱち、きれい事を言うのはやめなさい。
社長が「何とか、オレの思いをわかって欲しい」と強く思えば、社員を怒るはずです。自分の思いを何とかして伝えたいと思わないから、怒らない。社長の思いを社員が真正面から受け止めなければ、社員のやることはバラバラになってトラブルばかり起こすようになります。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●社員を叱れない社長
商品が売れないで売上げが滅少したとき、社員を怒る社長がものすごく減っています。社長が社員に遠慮をしているから、社員を叱れなくなっている。社員は怒られないから「売れなくてもいいんだ」と思ってしまう。社長に「なぜ、社員を怒らないんや」と聞くと、真顔で「辞められると困る」と言います。アホか、と思います。これは、絶対におかしい。
私は「社長が社員を叱れない会社は伸びない」と断言できます。怒るということは、教えることです。怒られないと伸びない社員には、怒らないとダメです。怒ることは社員のためであり、会社のためです。逆に言えば、怒らない社長は、口では「社員がかわいいから怒らない」と言っても、本当は社員のことを考えていない。社員を利用することだけを考えているから、辞めないように適当に甘いことをいっている。そういう意味では、賢いのかも知れませんが、嘘っぱち、きれい事を言うのはやめなさい。
社長が「何とか、オレの思いをわかって欲しい」と強く思えば、社員を怒るはずです。自分の思いを何とかして伝えたいと思わないから、怒らない。社長の思いを社員が真正面から受け止めなければ、社員のやることはバラバラになってトラブルばかり起こすようになります。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年6月 8日 水曜日
コラム8 「借金をしてまで無理な背伸びはしない」
「借金をしてまで無理な背伸びはしない」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●借金をしてまで無理な背伸びはしない
借金で苦しむ原因は、ときに経営者のほうにもあります。新製品が売れるかどうかわからないうちに、先行投資と称して機械を導入する。市場で売れることを確認してからのほうがリスクは少ないのに、先に機械を入れて満足してしまうのです。
あるいは本業に関係ない不動産に投資をして、値下がりをしたため、追い担保を求められることもあるし、ひどいケースでは、会社の資金を仮払いで社長が自腹に入れて株に投資をする。こんな社長には誰も同情しません。
経営者が銀行から借金をしてしまうのは、本来、売上げを一〇%伸ばす実力しかないのに、借金をすることで売上げが三〇%、四〇%伸ばせる仕掛けがつくれるからです。ところが、借金をして売上げを三〇%伸ばしたとき、それに見合った利益が手に入るはずなのに、元金と利息を銀行が取り上げるから実際は一〇%分の利益も残らない。銀行のために頑張ったようなものです。
しかも、無理して売上げを伸ばしたので、また無理をして次の手を打たないと失速してしまう。このとき、すでに資金を利息付で回収した銀行は「借金は返してもらったけれど、おたくはキャッシュフローがなくなった。もう貸せません」と手の平返しの対応をします。それで、事業規模は大きくなったけれど、銀行から追加融資が受けられないため、次の手が打てずに、おかしくなる会社もあります。
身の丈にあった事業展開をしていけば、借金をする必要はなくなります。頑張った分の利益も、そのまま手に入れることができます。商売はお金がなくても、知恵と工夫と努力でいくらでも大きくできます。「中小企業はお金がないのが当たり前」と思い込んでいる経営者は、銀行に頭を下げに行く時間があれば、脳ミソをフルに使うことです。
あなたのクビの上に載っかっているものは、何ですか?
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●借金をしてまで無理な背伸びはしない
借金で苦しむ原因は、ときに経営者のほうにもあります。新製品が売れるかどうかわからないうちに、先行投資と称して機械を導入する。市場で売れることを確認してからのほうがリスクは少ないのに、先に機械を入れて満足してしまうのです。
あるいは本業に関係ない不動産に投資をして、値下がりをしたため、追い担保を求められることもあるし、ひどいケースでは、会社の資金を仮払いで社長が自腹に入れて株に投資をする。こんな社長には誰も同情しません。
経営者が銀行から借金をしてしまうのは、本来、売上げを一〇%伸ばす実力しかないのに、借金をすることで売上げが三〇%、四〇%伸ばせる仕掛けがつくれるからです。ところが、借金をして売上げを三〇%伸ばしたとき、それに見合った利益が手に入るはずなのに、元金と利息を銀行が取り上げるから実際は一〇%分の利益も残らない。銀行のために頑張ったようなものです。
しかも、無理して売上げを伸ばしたので、また無理をして次の手を打たないと失速してしまう。このとき、すでに資金を利息付で回収した銀行は「借金は返してもらったけれど、おたくはキャッシュフローがなくなった。もう貸せません」と手の平返しの対応をします。それで、事業規模は大きくなったけれど、銀行から追加融資が受けられないため、次の手が打てずに、おかしくなる会社もあります。
身の丈にあった事業展開をしていけば、借金をする必要はなくなります。頑張った分の利益も、そのまま手に入れることができます。商売はお金がなくても、知恵と工夫と努力でいくらでも大きくできます。「中小企業はお金がないのが当たり前」と思い込んでいる経営者は、銀行に頭を下げに行く時間があれば、脳ミソをフルに使うことです。
あなたのクビの上に載っかっているものは、何ですか?
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年5月30日 月曜日
コラム7 「銀行と付き合わない会社にすればいい」
「銀行と付き合わない会社にすればいい」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●銀行と付き合わない会社にすればいい
国民金融公庫(現:日本政策金融公庫)から融資を受けている中小企業もいっぱいあります。原資は何かといえば、郵便貯金、簡易保険の保険料と税金です。もともとは国民のお金ではないですか。それが返せなくなったとしても、自分が国に払ったり預けたお金を、ちょっと戻してもらうだけです。
しかも、銀行は公的資金を導入して経営を立て直し、その間、預金者にほとんど利子を払わず、いまでも法人所得税を払わない。こんな会社は、社会の公器ではありません。そんな銀行に、義理立てすることはありません。このことについては、本気で銀行に怒るべきです。
銀行を怖がらず、ホンネでやり合えばいいのです。本気になって銀行とケンカができないのは「お金が必要になったとき、貸してくれないと困る」と思っているからです。それも負け犬根性です。銀行が貸し出したくなるような会杜になればいいことです。銀行は雨が降ると傘を取り上げ、雨がやむと傘を差し出すといわれますが、それが銀行の本質です。
利ざやを確実に稼ぐために、危ない会社には貸さないし、潰れそうにない会社にどんどん貸すのが、銀行の商売です。借金の金利でも、借金をすべて返済すると、驚くような低い金利で「是非、借りてください」と頭を下げてきます。
銀行と付き合いたくないと思うのなら、無借金経営をすればいいし、そこにもっていく方法はいくらでもあります。「うちは、いくらでも銀行からお金が借りられる」と自慢をする経営者よりも、「うちは銀行に借金がない」と胸が張れる経営者のほうがかっこいいではないですか。
経営書には必ずといって「銀行との上手な付き合い方」と書かれているから、いかにも大事なことのように錯覚してしまうけれど、「銀行と付き合わない会社」が一番立派なのです。ここを間違えては困ります。銀行に借金がなければ、仕切り直しのために、会社を整理するときも簡単にできます。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年5月26日 木曜日
コラム6 「お金を貸さない銀行に怒れ」
「お金を貸さない銀行に怒れ」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●お金を貸さない銀行に怒れ
資金繰りに困っているのに、お金を貸さない銀行に怒らないのもおかしい。怒ると、そこから「なぜ銀行は、うちにお金を貸さないのか」と真剣に考えるし、銀行の担当者に直談判で理由を聞くはずです。すると、お金を貸してくれない理由がわかり、理由がはっきりすれば、どうすれば貸してもらえるかの算段が出てきます。
銀行に対しては、きちんとした裏付けがある経営計画を提示して、誠心誠意、本気になって交渉をすれば、突破口は見つかります。
それなのに「借りたほうが悪い」からと、無理してまで借金を返している経営者がいます。そんなムダな努力はやめましょう。無理に貸し込まれた借金は、返す必要はありません。「うちは返せない」と決めたところで、中小企業に貸し込んだ資金が不良債権になっても、銀行の屋台骨を揺るがすことはありません。いつまでも、銀行の好きなように踊らされないことです。
それと、いくら資金繰りが苦しくても、親類縁者に助けを求めてはいけません。親類縁者や善意の取引先は、万が一、倒産してしまったとき、手を差し伸べてくれる数少ない人たちです。その人たちに迷惑をかけてはいけません。最後の砦は残していかないと、本当に困ったときに頼める人がいなくなります。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。2007年に書かれたものですので、現在から見ると古いかも知れませんが、その基本となる考え方は現在にも通じるものがあると思います。そこのところを読み取っていただきたいと思います。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●お金を貸さない銀行に怒れ
資金繰りに困っているのに、お金を貸さない銀行に怒らないのもおかしい。怒ると、そこから「なぜ銀行は、うちにお金を貸さないのか」と真剣に考えるし、銀行の担当者に直談判で理由を聞くはずです。すると、お金を貸してくれない理由がわかり、理由がはっきりすれば、どうすれば貸してもらえるかの算段が出てきます。
銀行に対しては、きちんとした裏付けがある経営計画を提示して、誠心誠意、本気になって交渉をすれば、突破口は見つかります。
それなのに「借りたほうが悪い」からと、無理してまで借金を返している経営者がいます。そんなムダな努力はやめましょう。無理に貸し込まれた借金は、返す必要はありません。「うちは返せない」と決めたところで、中小企業に貸し込んだ資金が不良債権になっても、銀行の屋台骨を揺るがすことはありません。いつまでも、銀行の好きなように踊らされないことです。
それと、いくら資金繰りが苦しくても、親類縁者に助けを求めてはいけません。親類縁者や善意の取引先は、万が一、倒産してしまったとき、手を差し伸べてくれる数少ない人たちです。その人たちに迷惑をかけてはいけません。最後の砦は残していかないと、本当に困ったときに頼める人がいなくなります。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年5月16日 月曜日
コラム5 「商品と市場のズレを認める」
「商品と市場のズレを認める」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●商品と市場のズレを認める
私から見て "いい経営者" は、売上げが少しでも落ちると、素直に「自社の商品やサービスが市場が求めているものとズレていないか」と足下を見つめ直します。
市場とのズレを認めることは、経営者として結構きついことです。市場の変化を自分の目で確かめる努力をしなければなりませんし、自分の判断の過ちを認める局面も出てくるでしょう。市場とのズレを解消するために、商品やサービスの内容を変えることは簡単ではありませんし、ときには業態を変える必要も出てきます。そうなると、いままでの取引先を切ったり、新しい取引先を開拓しなければなりません。営業手法を変えるとなれば、いままでいた営業マンを解雇する事態を引き起こします。
事業の再構築、新規事業の構築は、業界や社内、そして社長自身にはびこっている固定概念を捨てなければ、実行しても中途半端なものになります。この苦難が待ち構えている覚悟ができて、はじめて会社再生に取り組むことができるのです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。
ご意見・ご感想をお寄せください。
●商品と市場のズレを認める
私から見て "いい経営者" は、売上げが少しでも落ちると、素直に「自社の商品やサービスが市場が求めているものとズレていないか」と足下を見つめ直します。
市場とのズレを認めることは、経営者として結構きついことです。市場の変化を自分の目で確かめる努力をしなければなりませんし、自分の判断の過ちを認める局面も出てくるでしょう。市場とのズレを解消するために、商品やサービスの内容を変えることは簡単ではありませんし、ときには業態を変える必要も出てきます。そうなると、いままでの取引先を切ったり、新しい取引先を開拓しなければなりません。営業手法を変えるとなれば、いままでいた営業マンを解雇する事態を引き起こします。
事業の再構築、新規事業の構築は、業界や社内、そして社長自身にはびこっている固定概念を捨てなければ、実行しても中途半端なものになります。この苦難が待ち構えている覚悟ができて、はじめて会社再生に取り組むことができるのです。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年5月 9日 月曜日
コラム4 「マーケットの生の声を聞け」
「マーケットの生の声を聞け」をテーマに中小企業の経営者の経営者マインドをお伝えします。
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。
ご意見・ご感想をお寄せください。
「マーケットの生の声を聞け」
確実に商品をヒットさせるためには、製品を開発したり、仕入れる前に、市場に受け入れられるかどうか調査すればいいのですが、それをしない。お金をかけたアンケート調査をしなくても、社長が自分で周囲の人に「これ、買いたいと思いますか?」と聞くだけで、立派な事前マーケティングになります。
消費財であれば、奥さんは立派な市場調査員です。男性に比べ女性は、モノを買うときの行動は実に合理的で、品質と値段の整合性だけでなく、流行にも敏感です。奥さんが「これ、欲しいわ」「このサービスを利用したい」という商品、サービスは市場に受け入れられると判断しても、ほとんど間違いありません。私自身、妻が買いたいと思う商品は、必ず売れると思っています。ところが、主婦が購買層の商品であるのに、奥さんの意見すら聞かない社長がいることにびっくりします。
社内メールや日報で毎日、顧客の声を集めるシステムをつくっても、社員の意識が変わらなければ、仏つくって魂入れずで、機能しません。企業規模に関係なく、社長が店頭に立って自ら顧客の声を聞く姿勢を見せることで、はじめて社員は顧客の声が重要な市場の情報になることを理解するのです。社長が変わらなければ会社は変わりません。
ある社長は、その道のプロといわれる人の話を聞こうとしない。彼の興味はライバルメーカーの動向だけで、ユーザーが欲しがる商品づくりには、まったく関心がありません。信じられない話です。本当に「なんでやねん!」と言いたい。
データより生の声を重視してください。対象が若い女性なら女性社員、高齢者なら近所のおじいさん、おばあさん、幼児向けなら保育園・幼稚園に通う近所の主婦に聞けばいい。スポーツ用品ならスポーツ好きの人がいるし、文具なら会社の事務員や小中学生に聞く。そうすれば、つまらない市場調査より、ずっと正確な市場に近い声を集めることができます。一〇人に聞けば、おおよその見当はつくし、店での売り方や販促のヒントを与えてくれるかも知れません。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
私が、経営コンサルティングのベースとしている考え方です。
ご意見・ご感想をお寄せください。
「マーケットの生の声を聞け」
確実に商品をヒットさせるためには、製品を開発したり、仕入れる前に、市場に受け入れられるかどうか調査すればいいのですが、それをしない。お金をかけたアンケート調査をしなくても、社長が自分で周囲の人に「これ、買いたいと思いますか?」と聞くだけで、立派な事前マーケティングになります。
消費財であれば、奥さんは立派な市場調査員です。男性に比べ女性は、モノを買うときの行動は実に合理的で、品質と値段の整合性だけでなく、流行にも敏感です。奥さんが「これ、欲しいわ」「このサービスを利用したい」という商品、サービスは市場に受け入れられると判断しても、ほとんど間違いありません。私自身、妻が買いたいと思う商品は、必ず売れると思っています。ところが、主婦が購買層の商品であるのに、奥さんの意見すら聞かない社長がいることにびっくりします。
社内メールや日報で毎日、顧客の声を集めるシステムをつくっても、社員の意識が変わらなければ、仏つくって魂入れずで、機能しません。企業規模に関係なく、社長が店頭に立って自ら顧客の声を聞く姿勢を見せることで、はじめて社員は顧客の声が重要な市場の情報になることを理解するのです。社長が変わらなければ会社は変わりません。
ある社長は、その道のプロといわれる人の話を聞こうとしない。彼の興味はライバルメーカーの動向だけで、ユーザーが欲しがる商品づくりには、まったく関心がありません。信じられない話です。本当に「なんでやねん!」と言いたい。
データより生の声を重視してください。対象が若い女性なら女性社員、高齢者なら近所のおじいさん、おばあさん、幼児向けなら保育園・幼稚園に通う近所の主婦に聞けばいい。スポーツ用品ならスポーツ好きの人がいるし、文具なら会社の事務員や小中学生に聞く。そうすれば、つまらない市場調査より、ずっと正確な市場に近い声を集めることができます。一〇人に聞けば、おおよその見当はつくし、店での売り方や販促のヒントを与えてくれるかも知れません。
--桂経営ソリューションズ株式会社のご協力により、「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行・桂幹人著より抜粋しています。--
2011年4月26日 火曜日
これが法律といえるのか?日本国内で解釈や運用がばらばら!!
2007年11月20日に私が書いたものです。内容的には今でも通じるものですので、このブログで再度投稿するものです。
今から約7,8年前の平成12年4月1日付けで「地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律」(平成11年法律第87号)が施行され、地方分権推進計画に沿って機関委任事務を廃止し、法定受託事務とされました。
建設業の許可や宅建業の免許など多くの許認可に係る事務が都道府県の法定受託事務となりました。それらの事務やその考え方(解釈、運用)は、それぞれの法令の範囲内で都道府県の自主的な運用に委ねられることになりました。
しかしこれでは、国の解釈・運用の考え方が国民の方からみて極めて分かりにくくなると考えられため、例えば、宅建業の免許の場合は、都道府県知事を含め、国民一般に国の考え方を理解していただくことを目的として、大臣免許の付与など、国自身が法の解釈・運用を行う際の基準として「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方について」を作成し、都道府県に参考通知し、平成13年1月から大臣免許に係る事務等を行うこととなった各地方整備局に通達しています(平成13年1月6日付け国土交通省総合政策局不動産業課長から各地方支分部局主管部長あて通達)。
私の事務所でも1年ほど前こんなことがありました。
建設業許可の要件の一つである経営業務の管理責任者としての経験のとらえ方です。
建設業法第7条(許可の基準)第1号イは、法人である場合においてはその役員のうち常勤であるものの1人が、許可を受けようとする建設業に関し5年以上経営業務の管理責任者としての経験を有する者であること、となっています。経営業務の管理責任者としての経験とは、建設業を行っていた会社の取締役(役員)、支店長、営業所長などの経験をいいます。
まず、5年以上経営業務の管理責任者としての経験を有する人が、申請会社の常勤の役員でなければならないということです。これは当然ということで問題ではないのです。
何が問題だったかといいますと、5年以上の経営業務の管理責任者としての経験の有無を判断するためのものだったのです。
経験ということは過去のことです。この人の場合は、前の会社の非常勤の取締役であったわけです。ここで問題となったのは、非常勤の取締役経験が経営業務の管理責任者としての経験になるのかならないのかということでした。
国土交通省、都道府県のうち8ヵ所に問い合わせをしたところ、非常勤の期間を認めているところと、一切非常勤の期間を認めないところとがありました。
ある都道府県の回答は、非常勤を認めないところでは、「非常勤役員では経営に参画したとはいえない、建設業法で規定がないため、窓口担当課内で運用上取り扱っている」、「常勤性がないと経営に携わった役員として認めていない」、また、認めているところでは、「役員期間は登記簿謄本のみで確認するため常勤・非常勤を問わない」、「経営に携わるのは非常勤役員でも可能である」などでした。これらは、平成18年3月時点での回答ですので、その後変わっているところもあるかもしれません。
他の都道府県では、非常勤を認めているところもあると反論しても、それぞれの団体での判断である、と担当者はおっしゃっていました。
なるほど、法定受託事務となったので、各都道府県で自主的な運用をしているのだなということをあらためて実感しました。申請会社の方は、行政の公平性が損なわれている、と怒り心頭でした。
これが、今の日本の行政法規の運用の実態のようです。しかし、国会で定められた法律です。日本国中どこであろうと同じ解釈、運用をされていないと本当に行政の公平性が損なわれますし、厳しい運用をされている地域の方は、許可を受けられるという権利を侵害されていることになるのではないでしょうか。権利を侵害行政には、法律による行政が必要なのではないでしょうか。権利を侵害する行政判断をしているのに、窓口担当課の運用であるという考え方でよいのでしょうか。疑問を感じるところです。
都道府県や市町村単位で異なる取扱をすべきであると思われる場合には、根拠となる法律において、地方公共団体の条例や規則で定めるなどと法定すべきではないでしょうか。実際に風営法などはそのようになっていると思います。
すべて私見です。誤りなどがありましたらご指摘ください。
今から約7,8年前の平成12年4月1日付けで「地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律」(平成11年法律第87号)が施行され、地方分権推進計画に沿って機関委任事務を廃止し、法定受託事務とされました。
建設業の許可や宅建業の免許など多くの許認可に係る事務が都道府県の法定受託事務となりました。それらの事務やその考え方(解釈、運用)は、それぞれの法令の範囲内で都道府県の自主的な運用に委ねられることになりました。
しかしこれでは、国の解釈・運用の考え方が国民の方からみて極めて分かりにくくなると考えられため、例えば、宅建業の免許の場合は、都道府県知事を含め、国民一般に国の考え方を理解していただくことを目的として、大臣免許の付与など、国自身が法の解釈・運用を行う際の基準として「宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方について」を作成し、都道府県に参考通知し、平成13年1月から大臣免許に係る事務等を行うこととなった各地方整備局に通達しています(平成13年1月6日付け国土交通省総合政策局不動産業課長から各地方支分部局主管部長あて通達)。
私の事務所でも1年ほど前こんなことがありました。
建設業許可の要件の一つである経営業務の管理責任者としての経験のとらえ方です。
建設業法第7条(許可の基準)第1号イは、法人である場合においてはその役員のうち常勤であるものの1人が、許可を受けようとする建設業に関し5年以上経営業務の管理責任者としての経験を有する者であること、となっています。経営業務の管理責任者としての経験とは、建設業を行っていた会社の取締役(役員)、支店長、営業所長などの経験をいいます。
まず、5年以上経営業務の管理責任者としての経験を有する人が、申請会社の常勤の役員でなければならないということです。これは当然ということで問題ではないのです。
何が問題だったかといいますと、5年以上の経営業務の管理責任者としての経験の有無を判断するためのものだったのです。
経験ということは過去のことです。この人の場合は、前の会社の非常勤の取締役であったわけです。ここで問題となったのは、非常勤の取締役経験が経営業務の管理責任者としての経験になるのかならないのかということでした。
国土交通省、都道府県のうち8ヵ所に問い合わせをしたところ、非常勤の期間を認めているところと、一切非常勤の期間を認めないところとがありました。
ある都道府県の回答は、非常勤を認めないところでは、「非常勤役員では経営に参画したとはいえない、建設業法で規定がないため、窓口担当課内で運用上取り扱っている」、「常勤性がないと経営に携わった役員として認めていない」、また、認めているところでは、「役員期間は登記簿謄本のみで確認するため常勤・非常勤を問わない」、「経営に携わるのは非常勤役員でも可能である」などでした。これらは、平成18年3月時点での回答ですので、その後変わっているところもあるかもしれません。
他の都道府県では、非常勤を認めているところもあると反論しても、それぞれの団体での判断である、と担当者はおっしゃっていました。
なるほど、法定受託事務となったので、各都道府県で自主的な運用をしているのだなということをあらためて実感しました。申請会社の方は、行政の公平性が損なわれている、と怒り心頭でした。
これが、今の日本の行政法規の運用の実態のようです。しかし、国会で定められた法律です。日本国中どこであろうと同じ解釈、運用をされていないと本当に行政の公平性が損なわれますし、厳しい運用をされている地域の方は、許可を受けられるという権利を侵害されていることになるのではないでしょうか。権利を侵害行政には、法律による行政が必要なのではないでしょうか。権利を侵害する行政判断をしているのに、窓口担当課の運用であるという考え方でよいのでしょうか。疑問を感じるところです。
都道府県や市町村単位で異なる取扱をすべきであると思われる場合には、根拠となる法律において、地方公共団体の条例や規則で定めるなどと法定すべきではないでしょうか。実際に風営法などはそのようになっていると思います。
すべて私見です。誤りなどがありましたらご指摘ください。
2011年3月31日 木曜日
◇地震による被害を受けられた皆様へのお見舞い◇
東北地方太平洋沖地震、長野県北部地震、静岡県東部地震により、被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。
また、お亡くなりになられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。
今後も余震などが予想されておりますのでお気をつけください。
また、お亡くなりになられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。
今後も余震などが予想されておりますのでお気をつけください。
2011年3月 1日 火曜日
ネットセミナー 五つの "商いの鉄則" 第4回
五つの "商いの鉄則" の第4回目です。
今回は、"商いの鉄則その二 「売れない」と「売っていない」は違う"です。
みなさんの会社の事業再構築のヒントになればと思います。
●商いの鉄則その二 「売れない」と「売っていない」は違う
「売れないんです」
そう訴える経営者に私は何度、次のようなセリフを言ってきただろう。
「売れないのではなく、売っていないのですよ」と。
「売る」は、意志を持つ能動的行為である。「売れる」は、何をするでもなく、勝手に売れていく受動的な状態である。これらはまったく別物であることに気がつかない経営者が多い。
努力して売らなくても、勝手に売れた時代は確かにあった。これまで安定した経営ができていた企業は「売れていた」企業なのだ。そんなバブル時代がすでにはるか彼方となって十年以上。あなたの会社はどっちだろう。
単に「売れていた」のか、欲望を掲げて「売ってきた」のか。
事例:売れるチラシつくり
大阪に、社員五人を抱える金型製作の会社がある。
景気のいい時は、親会社からの下請け仕事により、経営は充分に成り立っていた。だが、ご多分にもれずバブル崩壊以降、仕事量は激減、わずかばかりの受注も価格は相手の言い値。材料費と人件費で、利益が出るどころか赤字になる仕事も多い。このままでは倒れるのは時間の問題だった。
この会社はどちらだろう。売ってきた会社か、売れていた会社か。そう、お察しのとおり、典型的な「売れていただけの会社」だ。社長をはじめ、社員全員が現場要員で、社長の妻が経理と総務を兼任しているという典型的な町工場。営業努力という言葉とは無縁な経営をつづけてきた。
この社長が相談に来た時、私はこれしかない、と即座に言った。
「営業で売りましょう」
こう聞くなり、社長はため息をついた。
「営業などしたことがない。どうすればいいのかわからん」
私はまず、新規取引先を見つけるためのチラシを作るよう指示した。
このチラシ作りは、相談に来る経営者の意識改革をするため、私がよく用いる方法である。たかがA4サイズ一枚のチラシだが、客を呼べる有効なチラシを作ることは思いのほか難しい作業だからだ。
商品名、キャッチコピー、説明文、写真やイラスト、そして価格。
何をどう配置し、誰に訴えるチラシにするか。載せられる情報は限られる。的確で魅力的な広告でなければ、集客に結びつかない。いくら撒いても金をドブに捨てるようなものだ。
数日後、できあがったチラシの表面には、こう明記してあった。
金型製作二十年。
経験豊富な技術者がどんなご相談にも乗ります。
まずはお気軽にご連絡を。
こんな数行のPR文と、作業服姿の社長の似顔絵、大きく書いた会社名、電話番号、それらがあるだけのチラシ。自ら売ることなどまったく考えもしなかった社長が、かつてないほど頭を悩ませてできたチラシには違いないのだろうが、これではまず絶対に売れない。
なぜなら、自社の「売り」がまるきり無いのだ。この会社に頼めばどんな得があるのか。一番の強みは何なのか。このチラシではまったくわからない。経験二十年の金型工場など、全国に腐るほどある。そうではなく、客に「ここに発注したい」と思わせる「何か」が必要なのだ。
そこで私は、「ご注文後、一日で金型の図面を作成します」という一文を載せるようアドバイスした。これまでは一週間から十日が必要だった作業だ。
これには社長が猛反発して抵抗を見せた。
「一日なんて無理や。せめて五日、いや、三日はみてほしい」
私は首を横に振った。一日だから「売り」なのだ。たったの一日だから客にとってはインパクトがあり、自社の強みになるのだ。それが三日や五日なら、訴求力も弱く、書く意味がない。
社長は悩みぬいた。いったんチラシに書いてバラ撒けば、「ごめんなさい」はできない。その結果、同業者仲間に協力を頼み、なんとか「一日作図」の体制を整えた。
そして、初めてのダイレクトメール発送に取りかかる。
経費を節約するため、全国の金型関連会社のリストを作り、ファックスで送信する方法をとった。
結果は、百件のファックス送信で、問い合わせが五件。そのうち新規受注が三件と、大成功を収めた。その根拠は、千三つ、つまり千件ばら撒いて三件の反応(〇・〇三%)が常識とされるダイレクトメール手法でありながら、百件で五件の反応、つまり五%の確率という高い効果を得たからだ。
「これからも営業に力を入れます」
満面笑顔でこう宣言する社長。自らの創意工夫で初めて「売った」彼が、自信をつけたことは言うまでもない。
「アホこそ社長にならんかい」2006年4月発行(桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著)より
--次回に続きます。
今回は、"商いの鉄則その二 「売れない」と「売っていない」は違う"です。
みなさんの会社の事業再構築のヒントになればと思います。
●商いの鉄則その二 「売れない」と「売っていない」は違う
「売れないんです」
そう訴える経営者に私は何度、次のようなセリフを言ってきただろう。
「売れないのではなく、売っていないのですよ」と。
「売る」は、意志を持つ能動的行為である。「売れる」は、何をするでもなく、勝手に売れていく受動的な状態である。これらはまったく別物であることに気がつかない経営者が多い。
努力して売らなくても、勝手に売れた時代は確かにあった。これまで安定した経営ができていた企業は「売れていた」企業なのだ。そんなバブル時代がすでにはるか彼方となって十年以上。あなたの会社はどっちだろう。
単に「売れていた」のか、欲望を掲げて「売ってきた」のか。
事例:売れるチラシつくり
大阪に、社員五人を抱える金型製作の会社がある。
景気のいい時は、親会社からの下請け仕事により、経営は充分に成り立っていた。だが、ご多分にもれずバブル崩壊以降、仕事量は激減、わずかばかりの受注も価格は相手の言い値。材料費と人件費で、利益が出るどころか赤字になる仕事も多い。このままでは倒れるのは時間の問題だった。
この会社はどちらだろう。売ってきた会社か、売れていた会社か。そう、お察しのとおり、典型的な「売れていただけの会社」だ。社長をはじめ、社員全員が現場要員で、社長の妻が経理と総務を兼任しているという典型的な町工場。営業努力という言葉とは無縁な経営をつづけてきた。
この社長が相談に来た時、私はこれしかない、と即座に言った。
「営業で売りましょう」
こう聞くなり、社長はため息をついた。
「営業などしたことがない。どうすればいいのかわからん」
私はまず、新規取引先を見つけるためのチラシを作るよう指示した。
このチラシ作りは、相談に来る経営者の意識改革をするため、私がよく用いる方法である。たかがA4サイズ一枚のチラシだが、客を呼べる有効なチラシを作ることは思いのほか難しい作業だからだ。
商品名、キャッチコピー、説明文、写真やイラスト、そして価格。
何をどう配置し、誰に訴えるチラシにするか。載せられる情報は限られる。的確で魅力的な広告でなければ、集客に結びつかない。いくら撒いても金をドブに捨てるようなものだ。
数日後、できあがったチラシの表面には、こう明記してあった。
金型製作二十年。
経験豊富な技術者がどんなご相談にも乗ります。
まずはお気軽にご連絡を。
こんな数行のPR文と、作業服姿の社長の似顔絵、大きく書いた会社名、電話番号、それらがあるだけのチラシ。自ら売ることなどまったく考えもしなかった社長が、かつてないほど頭を悩ませてできたチラシには違いないのだろうが、これではまず絶対に売れない。
なぜなら、自社の「売り」がまるきり無いのだ。この会社に頼めばどんな得があるのか。一番の強みは何なのか。このチラシではまったくわからない。経験二十年の金型工場など、全国に腐るほどある。そうではなく、客に「ここに発注したい」と思わせる「何か」が必要なのだ。
そこで私は、「ご注文後、一日で金型の図面を作成します」という一文を載せるようアドバイスした。これまでは一週間から十日が必要だった作業だ。
これには社長が猛反発して抵抗を見せた。
「一日なんて無理や。せめて五日、いや、三日はみてほしい」
私は首を横に振った。一日だから「売り」なのだ。たったの一日だから客にとってはインパクトがあり、自社の強みになるのだ。それが三日や五日なら、訴求力も弱く、書く意味がない。
社長は悩みぬいた。いったんチラシに書いてバラ撒けば、「ごめんなさい」はできない。その結果、同業者仲間に協力を頼み、なんとか「一日作図」の体制を整えた。
そして、初めてのダイレクトメール発送に取りかかる。
経費を節約するため、全国の金型関連会社のリストを作り、ファックスで送信する方法をとった。
結果は、百件のファックス送信で、問い合わせが五件。そのうち新規受注が三件と、大成功を収めた。その根拠は、千三つ、つまり千件ばら撒いて三件の反応(〇・〇三%)が常識とされるダイレクトメール手法でありながら、百件で五件の反応、つまり五%の確率という高い効果を得たからだ。
「これからも営業に力を入れます」
満面笑顔でこう宣言する社長。自らの創意工夫で初めて「売った」彼が、自信をつけたことは言うまでもない。
「アホこそ社長にならんかい」2006年4月発行(桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著)より
--次回に続きます。
2011年2月22日 火曜日
コラム3 "社長は鋭い嗅覚を持て"
マーケットが激変しているのに、商品やサービスの内容、会社の業態を変えようとしない経営者があまりに多い。マーケットに怒ることで「マーケットの質、マーケットが求めるものが変化している。だから売れなくなった」という現実を認め、いまのやり方ではモノが売れなくなることを素直に受け入れてください。
モノが売れないとき、本当の原因は商品が市場とズレていることにあるのに、販促の手法や営業のやり方に原因を求めることがあります。これは間違いだし、何より、その経営者に優れた "嗅覚" がないことがわかります。自社の商品やサービスが市場に受け入れられるかどうかは、マーケティングから出てくる数字だけでなく、社長の嗅覚が大事な判断基準になります。とくに自分しか頼れないベンチャー企業や中小企業の社長には、動物的といってもいい鋭い嗅覚が求められます。
研ぎ澄まされた嗅覚を持続させるには、いつも売り場を歩くことです。どんな商品が売れているか、顧客はどんな商品を手にとっているか、売り場はどんな商品を売れ筋にしようとしているか---自分自身が見聞した情報を蓄積することで、自然に嗅覚が身に備わります。
売り場を歩かない社長は、インターネットで誰でも手に入るデータや、どこかの研究所がまとめた市場分析の論文を参考に、あとは過去の成功体験を基準にして、売れるかどうかを判断します。それでマーケットに受け入れられる商品がつくれるわけがありません。
どんなデータや分析より、自分の嗅覚を信じることです。自分の嗅覚が信じられない、嗅覚が衰えてきたと自覚した経営者は、社長失格です。
--「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行--
--桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著より--
モノが売れないとき、本当の原因は商品が市場とズレていることにあるのに、販促の手法や営業のやり方に原因を求めることがあります。これは間違いだし、何より、その経営者に優れた "嗅覚" がないことがわかります。自社の商品やサービスが市場に受け入れられるかどうかは、マーケティングから出てくる数字だけでなく、社長の嗅覚が大事な判断基準になります。とくに自分しか頼れないベンチャー企業や中小企業の社長には、動物的といってもいい鋭い嗅覚が求められます。
研ぎ澄まされた嗅覚を持続させるには、いつも売り場を歩くことです。どんな商品が売れているか、顧客はどんな商品を手にとっているか、売り場はどんな商品を売れ筋にしようとしているか---自分自身が見聞した情報を蓄積することで、自然に嗅覚が身に備わります。
売り場を歩かない社長は、インターネットで誰でも手に入るデータや、どこかの研究所がまとめた市場分析の論文を参考に、あとは過去の成功体験を基準にして、売れるかどうかを判断します。それでマーケットに受け入れられる商品がつくれるわけがありません。
どんなデータや分析より、自分の嗅覚を信じることです。自分の嗅覚が信じられない、嗅覚が衰えてきたと自覚した経営者は、社長失格です。
--「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行--
--桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著より--
2011年2月15日 火曜日
ネットセミナー 五つの "商いの鉄則" 第3回
五つの "商いの鉄則" の第3回目です。
桂流事業再構築の考え方です。みなさんの会社の事業再構築のヒントになればと思います。
事例:「ほしい商品」を忘れたバッティングセンター
とある地方都市に、あるバッティングセンターがある。
庶民の娯楽が相撲と野球であった時代に作られた、老舗のバッティングセンターだ。
現在、経営は二代目が継いでいるが、サッカー人気に押され、野球人口が減ったことと、スポーツ以外の娯楽が増えたことなどが大きく影響し、この五年で営業利益は最盛期の五割と半減している。この現状に、二代目社長は危機感を持っているが、新たに設備にかける資金もなく、まったく手詰まりの状態だ。どうすればいいか。
この時代、バッティングセンターという業態そのものが難しい、いわゆる斜陽産業だ。それでも、最近のドーム型バッティングセンターなら、ある程度資金をつぎ込むことで、まだまだ集客に工夫の余地はある。
実際、お客を増やしているバッティングセンターは、ゴルフゲームのようにスクリーンに実際の球場風景や観客を映し出し、ホームランを打てば音楽が派手になり、観客が総立ちになるなどの演出をしている。お客はバーチャルでプロ野球選手にもメジャーリーガーにもなれ、若者たちはグループでそのバッティングセンターにやってきては盛り上がることができる。
しかし、ここは旧来型の屋外タイプだ。草野球チームや少年野球のチームが練習のために定期的に通って来ることはあっても、一般のお客が娯楽のためにバッティングセンターに来ることは少ない。
客単価は一回二百円。ずっと値上げはしていない。というより、値上げなどできる状態ではない。開業してから数十年経った施設はすっかり老朽化した。加えて、資金不足のためスタッフも十分に確保できないことから、掃除も行き届かない。
お客は、雑草だらけの空き地に向かって打つだけ。あちらこちらにバット、ボールなどの備品が雑然と置かれ、形ばかりの休憩コーナーには古びた雑誌が積み上げてある。
おまけにトイレは男女共同。女性がトイレに行けば男客とかち合い、空くのを待って個室に入れば決して清潔とは言えない便器が待っている。こんな場所に連れてきた彼氏のポイントは下がる一方だ。これではカップル客は二度と足を運ばない。こうして客は離れていく。
ここに決定的に欠けているのは「ほしい商品」だ。娯楽施設に求められる「ほしい商品」とは「楽しい時間」に他ならない。
日頃たまったストレスと運動不足を解消する、バットでボールを叩いて爽快感を楽しむ、恋人同士でやってきて、彼氏が格好いいところを見せたり、カラ振りに笑い合ったり。そうした時間は、快適で夢のある空間でしか体感できない。
では、どうすればこの店が「ほしいバッティングセンター」になるのか。もし資金の問題でそれが決して満足のいくものにならなくても、娯楽施設としての最低限の「楽しい時間」を作ることに専念すべきだ。
旧式の屋外型なら旧式を特徴に、ノスタルジックな空間に仕立て上げるのも一例だ。その昔、王に、長嶋に夢中だった古きよき野球時代を懐かしむ人たちが楽しめる空間を演出、イメージチェンジするのもいい。そのうえで、元プロ野球選手を招き、最近多くなったクラブチームを目指す本格的な野球教室を開くのもいいだろう。
アイデアはいろいろあるものだ。古いから、資金がないから、と手を上げてしまう前に、お客の「ほしい商品」をもう一度よく考えてみてほしい。やることをやらずにあきらめてしまう経営者が多すぎる。まず「ほしい商品」を作ったら、その客に合わせた「ほしい時間」「ほしい方法」「ほしい価格」を設定すれば必ず売れる。
また、経営者は、ピンチに陥った時だけでなく、経営が順調にいっている日頃から、「お客が買いたいものを、買いたい価格で、買いたい時に、買いたい方法で売れ」という四原則を常にテェックしていなくてはいけない。
それにより、変化の早い客のニーズを早期かつ的確に捉え、少しのズレには微調整で対応しつづければ、生涯、売り続ける会社でいることができる。
「アホこそ社長にならんかい」2006年4月発行(桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著)より
--次回に続きます。
桂流事業再構築の考え方です。みなさんの会社の事業再構築のヒントになればと思います。
事例:「ほしい商品」を忘れたバッティングセンター
とある地方都市に、あるバッティングセンターがある。
庶民の娯楽が相撲と野球であった時代に作られた、老舗のバッティングセンターだ。
現在、経営は二代目が継いでいるが、サッカー人気に押され、野球人口が減ったことと、スポーツ以外の娯楽が増えたことなどが大きく影響し、この五年で営業利益は最盛期の五割と半減している。この現状に、二代目社長は危機感を持っているが、新たに設備にかける資金もなく、まったく手詰まりの状態だ。どうすればいいか。
この時代、バッティングセンターという業態そのものが難しい、いわゆる斜陽産業だ。それでも、最近のドーム型バッティングセンターなら、ある程度資金をつぎ込むことで、まだまだ集客に工夫の余地はある。
実際、お客を増やしているバッティングセンターは、ゴルフゲームのようにスクリーンに実際の球場風景や観客を映し出し、ホームランを打てば音楽が派手になり、観客が総立ちになるなどの演出をしている。お客はバーチャルでプロ野球選手にもメジャーリーガーにもなれ、若者たちはグループでそのバッティングセンターにやってきては盛り上がることができる。
しかし、ここは旧来型の屋外タイプだ。草野球チームや少年野球のチームが練習のために定期的に通って来ることはあっても、一般のお客が娯楽のためにバッティングセンターに来ることは少ない。
客単価は一回二百円。ずっと値上げはしていない。というより、値上げなどできる状態ではない。開業してから数十年経った施設はすっかり老朽化した。加えて、資金不足のためスタッフも十分に確保できないことから、掃除も行き届かない。
お客は、雑草だらけの空き地に向かって打つだけ。あちらこちらにバット、ボールなどの備品が雑然と置かれ、形ばかりの休憩コーナーには古びた雑誌が積み上げてある。
おまけにトイレは男女共同。女性がトイレに行けば男客とかち合い、空くのを待って個室に入れば決して清潔とは言えない便器が待っている。こんな場所に連れてきた彼氏のポイントは下がる一方だ。これではカップル客は二度と足を運ばない。こうして客は離れていく。
ここに決定的に欠けているのは「ほしい商品」だ。娯楽施設に求められる「ほしい商品」とは「楽しい時間」に他ならない。
日頃たまったストレスと運動不足を解消する、バットでボールを叩いて爽快感を楽しむ、恋人同士でやってきて、彼氏が格好いいところを見せたり、カラ振りに笑い合ったり。そうした時間は、快適で夢のある空間でしか体感できない。
では、どうすればこの店が「ほしいバッティングセンター」になるのか。もし資金の問題でそれが決して満足のいくものにならなくても、娯楽施設としての最低限の「楽しい時間」を作ることに専念すべきだ。
旧式の屋外型なら旧式を特徴に、ノスタルジックな空間に仕立て上げるのも一例だ。その昔、王に、長嶋に夢中だった古きよき野球時代を懐かしむ人たちが楽しめる空間を演出、イメージチェンジするのもいい。そのうえで、元プロ野球選手を招き、最近多くなったクラブチームを目指す本格的な野球教室を開くのもいいだろう。
アイデアはいろいろあるものだ。古いから、資金がないから、と手を上げてしまう前に、お客の「ほしい商品」をもう一度よく考えてみてほしい。やることをやらずにあきらめてしまう経営者が多すぎる。まず「ほしい商品」を作ったら、その客に合わせた「ほしい時間」「ほしい方法」「ほしい価格」を設定すれば必ず売れる。
また、経営者は、ピンチに陥った時だけでなく、経営が順調にいっている日頃から、「お客が買いたいものを、買いたい価格で、買いたい時に、買いたい方法で売れ」という四原則を常にテェックしていなくてはいけない。
それにより、変化の早い客のニーズを早期かつ的確に捉え、少しのズレには微調整で対応しつづければ、生涯、売り続ける会社でいることができる。
「アホこそ社長にならんかい」2006年4月発行(桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著)より
--次回に続きます。
2011年2月 8日 火曜日
コラム2 "売れない原因を真剣に考えろ"
売上げが伸びなくなる原因は、ライバルが出現してマーケットを食われたか、それまでの業績にアグラをかいて新製品開発を怠ったか、対象とした市場が縮小したかのいずれかです。
ところが、多くの社長は「売上げが伸びなくなったのは、会社が安定期に入ったからだ。いま必要なことは内部の体制固めだ。それができれば、再び営業力はつくはずだ」と勝手に理屈付けをして、内向きの仕事にエネルギーを割くようになります。小さな成功体験に大きな自信をもち、売上げの伸びが止まった原因を真剣に考えようとしません。ここは、社長がよほど意識しないと、すぐはまってしまうドツボです。
このとき、「どうして、うちの商品は売れなくなったんだ」と、一所懸命に売っているのに売れなくなったことに腹を立てるべきです。腹が立てば「どうしてだろう」と原因を調べるために街に出たり、必死に売り場を回ります。すると、自社の商品やサービスが、マーケットが求めるものとズレていることがわかります。「これではまずい」と気がついて、商品の内容を変え、それによって再び売れはじめる。社長がモノが売れないことに怒らなければ、売っている商品がマーケットとズレていることがわかりません。
--「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行--
--桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著より--
ところが、多くの社長は「売上げが伸びなくなったのは、会社が安定期に入ったからだ。いま必要なことは内部の体制固めだ。それができれば、再び営業力はつくはずだ」と勝手に理屈付けをして、内向きの仕事にエネルギーを割くようになります。小さな成功体験に大きな自信をもち、売上げの伸びが止まった原因を真剣に考えようとしません。ここは、社長がよほど意識しないと、すぐはまってしまうドツボです。
このとき、「どうして、うちの商品は売れなくなったんだ」と、一所懸命に売っているのに売れなくなったことに腹を立てるべきです。腹が立てば「どうしてだろう」と原因を調べるために街に出たり、必死に売り場を回ります。すると、自社の商品やサービスが、マーケットが求めるものとズレていることがわかります。「これではまずい」と気がついて、商品の内容を変え、それによって再び売れはじめる。社長がモノが売れないことに怒らなければ、売っている商品がマーケットとズレていることがわかりません。
--「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行--
--桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著より--
2011年2月 1日 火曜日
「家創りサポート」のページを追加しました。
自宅をリフォームしたいが、どこに頼めばいいのか?費用がいくらかかるのか?・・・・・。
わからないことや不安がいっぱいです。
そこで、家のリフォームをしたい、増改築や新築をしたいという一般の消費者の方を対象としたサポートとして、行政書士歴約22年とその間に建設業の許可申請や建築士事務所の登録などでお客様になっていただいた建設業の方や、不動産業の方、建築士の方とともに、私の事務所が、 "あなた目線で、あなたの家創りを、あなたと施工会社などの間に立って、あなたをサポートする" ということを始めることにしました。
実際、平成20年に私も自宅のリフォームをしました。その時の経験をも踏まえたサポートです。
詳しいことは、左横のメニューの「家創りサポート」をクリックしてご覧いただくか、経営サポート@行政書士http://www.shiragami.biz/ の「家創りサポート」をご覧ください。
わからないことや不安がいっぱいです。
そこで、家のリフォームをしたい、増改築や新築をしたいという一般の消費者の方を対象としたサポートとして、行政書士歴約22年とその間に建設業の許可申請や建築士事務所の登録などでお客様になっていただいた建設業の方や、不動産業の方、建築士の方とともに、私の事務所が、 "あなた目線で、あなたの家創りを、あなたと施工会社などの間に立って、あなたをサポートする" ということを始めることにしました。
実際、平成20年に私も自宅のリフォームをしました。その時の経験をも踏まえたサポートです。
詳しいことは、左横のメニューの「家創りサポート」をクリックしてご覧いただくか、経営サポート@行政書士http://www.shiragami.biz/ の「家創りサポート」をご覧ください。
2011年2月 1日 火曜日
ネットセミナー 五つの "商いの鉄則" 第2回
事例:「ほしい方法」が欠けていた食品スーパー
ある地方都市に食品スーパーAがあった。創業して三十年の老舗スーパーだが、この店は価格に自信がある。とくに野菜は地元の農家と直接契約しているため、新鮮で安価な商品が仕入れられるという強みを持っており、同じ商圈内の競合店よりも一割から、野菜によっては二割も安く価格設定している。
だが、ここまで右肩上がりに伸びてきた売上も、ここ五年ぼど降下の一途をたどり、新鮮で安いのに商品が売れず、経営者は悩んでいた。
売上低迷のおもな原因として、数年前に近隣に開店した全国チェーンの大手スーパーの存在がある。大型駐車場を備え、同じ敷地内にボウリング場やレンタルビデオショップなどのアミューズメント施設が併設されている。
定休日がほとんどなく、夜は十時まで営業、新興住宅地の客を取り込み、開店以来、売上を着実に伸ばしている。しかも大型店ならではの豊富な品揃えにもA店は太刀打ちできない。
この悩める食品スーパーAの経営者はどうすればいいか。先ほどの四原則に照らし合わせてみればすぐに原因が判明する。まず、「ぼしい商品」は「産直の新鮮な野菜」でクリアしている。「ほしい価格」という点も「競合店より一割~二割安」ということで問題はない。では「時」と「方法」についてはどうか。
この食品スーパーAの客層は、おもに近隣に住む古くからの住民たちだ。高齢者が約半数を占める。車を持たず、徒歩、あるいは自転車による買い物客が多い。A店の営業時間は午前十時から午後八時、定休日は毎週水曜日となっている。
営業時間は現行どおりでオーケーだ。早めの買い物が多い高齢者が大半で、遅い時間帯の買い物客が少ないためだ。しかし、水曜日の定休日はどうか。お客の利便性を中心に考えるなら、水曜日だけ別の店に行く、もしくは火曜日に二日分買いだめせよ、というのは不便である。パート従業員のシフトを工夫して年中無休にするべきだ。
次に「ほしい方法」。A店は、ここが弱点だった。工夫の余地が大いにある。
高齢者はたいてい車を運転しないわけだから、A店は車を持たない家庭を対象としたサービスに力を入れるべきだ。顧客を奪回するため、「宅配サービスを徹底する」という作戦を取ろう。
徒歩や自転車で来店する客は、米、ビール、しょうゆなど重くかさばる荷物を敬遠する。野菜でもキャベツ、ジャガイモ、大根を買えばかなり重い。それを比較的店が暇な時間帯を選んで宅配するのだ。
半径二キロ以内の近隣客を順番に回るルート配達とし、「有料」あるいは「お買い上げ総額三千円以上は無料」と限定すれば、コストもそれほどかからない。これによって、米屋、酒屋に流れていた商品を食品スーパーで買おうという気にさせられる。
また、トイレットペーパーや赤ちやんのおしめ、缶ミルクなども品揃えすれば、赤ん坊がいて買い物に出にくいお母さんの顧客は飛躍的に増えるだろう。
また、単なる宅配のみでは赤字が出る可能性がある。そこで、通常の宅配で整備したインフラを活用して、おいしい弁当や寿司の宅配を始めるべきだ。
他にもスーパーがすぐに導入できる売上アップ作戦はたくさんある。スーパーで商品や金券と替えるのではなく、贈答品の会社とタイアップして、ギフト商品と交換できるポイント制を敷くのもいいし、コンビニ対策として、高校生たちに人気のある菓子などは時間帯で商品を入れ替える、などだ。
立地条件も気をつけたい。地方の繁華街にある店の場合は、周りはオフィスが多い。おのずと客はOLやサラリーマンが主となる。その場合、通常のスーパーと同じように家庭の食材しか置いていなければだんだん客足が遠のく。やはり、ランチ時を狙って、焼きたてのパンや惣菜の充実、セルフの弁当コーナーを設置して、自分で定食が作れるようにする、などが成功パターンとして有望だ。
ただ、ひとつ気をつけないといけないのは、決して大手スーパーとのチラシ合戦や価格競争の土俵に上がってはいけないということだ。資金力があり、体力のある大手スーパーと対等に価格競争すれば、いずれは自滅への道をたどることになる。
これはスーパーに限らない。大手と戦おうとする時は、必ず価格以外の別の方法で活路を開くこと。これが大切な鉄則だ。
「アホこそ社長にならんかい」2006年4月発行(桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著)より
--次回に続きます。
ある地方都市に食品スーパーAがあった。創業して三十年の老舗スーパーだが、この店は価格に自信がある。とくに野菜は地元の農家と直接契約しているため、新鮮で安価な商品が仕入れられるという強みを持っており、同じ商圈内の競合店よりも一割から、野菜によっては二割も安く価格設定している。
だが、ここまで右肩上がりに伸びてきた売上も、ここ五年ぼど降下の一途をたどり、新鮮で安いのに商品が売れず、経営者は悩んでいた。
売上低迷のおもな原因として、数年前に近隣に開店した全国チェーンの大手スーパーの存在がある。大型駐車場を備え、同じ敷地内にボウリング場やレンタルビデオショップなどのアミューズメント施設が併設されている。
定休日がほとんどなく、夜は十時まで営業、新興住宅地の客を取り込み、開店以来、売上を着実に伸ばしている。しかも大型店ならではの豊富な品揃えにもA店は太刀打ちできない。
この悩める食品スーパーAの経営者はどうすればいいか。先ほどの四原則に照らし合わせてみればすぐに原因が判明する。まず、「ぼしい商品」は「産直の新鮮な野菜」でクリアしている。「ほしい価格」という点も「競合店より一割~二割安」ということで問題はない。では「時」と「方法」についてはどうか。
この食品スーパーAの客層は、おもに近隣に住む古くからの住民たちだ。高齢者が約半数を占める。車を持たず、徒歩、あるいは自転車による買い物客が多い。A店の営業時間は午前十時から午後八時、定休日は毎週水曜日となっている。
営業時間は現行どおりでオーケーだ。早めの買い物が多い高齢者が大半で、遅い時間帯の買い物客が少ないためだ。しかし、水曜日の定休日はどうか。お客の利便性を中心に考えるなら、水曜日だけ別の店に行く、もしくは火曜日に二日分買いだめせよ、というのは不便である。パート従業員のシフトを工夫して年中無休にするべきだ。
次に「ほしい方法」。A店は、ここが弱点だった。工夫の余地が大いにある。
高齢者はたいてい車を運転しないわけだから、A店は車を持たない家庭を対象としたサービスに力を入れるべきだ。顧客を奪回するため、「宅配サービスを徹底する」という作戦を取ろう。
徒歩や自転車で来店する客は、米、ビール、しょうゆなど重くかさばる荷物を敬遠する。野菜でもキャベツ、ジャガイモ、大根を買えばかなり重い。それを比較的店が暇な時間帯を選んで宅配するのだ。
半径二キロ以内の近隣客を順番に回るルート配達とし、「有料」あるいは「お買い上げ総額三千円以上は無料」と限定すれば、コストもそれほどかからない。これによって、米屋、酒屋に流れていた商品を食品スーパーで買おうという気にさせられる。
また、トイレットペーパーや赤ちやんのおしめ、缶ミルクなども品揃えすれば、赤ん坊がいて買い物に出にくいお母さんの顧客は飛躍的に増えるだろう。
また、単なる宅配のみでは赤字が出る可能性がある。そこで、通常の宅配で整備したインフラを活用して、おいしい弁当や寿司の宅配を始めるべきだ。
他にもスーパーがすぐに導入できる売上アップ作戦はたくさんある。スーパーで商品や金券と替えるのではなく、贈答品の会社とタイアップして、ギフト商品と交換できるポイント制を敷くのもいいし、コンビニ対策として、高校生たちに人気のある菓子などは時間帯で商品を入れ替える、などだ。
立地条件も気をつけたい。地方の繁華街にある店の場合は、周りはオフィスが多い。おのずと客はOLやサラリーマンが主となる。その場合、通常のスーパーと同じように家庭の食材しか置いていなければだんだん客足が遠のく。やはり、ランチ時を狙って、焼きたてのパンや惣菜の充実、セルフの弁当コーナーを設置して、自分で定食が作れるようにする、などが成功パターンとして有望だ。
ただ、ひとつ気をつけないといけないのは、決して大手スーパーとのチラシ合戦や価格競争の土俵に上がってはいけないということだ。資金力があり、体力のある大手スーパーと対等に価格競争すれば、いずれは自滅への道をたどることになる。
これはスーパーに限らない。大手と戦おうとする時は、必ず価格以外の別の方法で活路を開くこと。これが大切な鉄則だ。
「アホこそ社長にならんかい」2006年4月発行(桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著)より
--次回に続きます。
2011年1月 4日 火曜日
コラム1 "怒るとエネルギーが生まれる"
どうして中小企業の経営者は、怒ることを忘れてしまったのか。
商品が売れないこと、社員が社長の思いをわかってくれないこと、金融機関が何の手助けにもならないこと--悔しければ心底、怒るはずです。
それなのに、どうして怒らないのか。
怒れば問題点が明確になり、物事の本質が見えてきます。
ですから、社長は頭にきたことは、どんどん怒るべきです。
素直に怒リ、そこからエネルギーを奮起して、行動を起こせばいいのです。
人間には「喜怒哀楽」の感情があるといいます。この四つの感情の中で、一番エネルギーを生み出すのが「怒」です。
「喜」は次のステップを目指す動機にはなりますが、いつでも戻れる「心地よい現状」があるので、現状を変革したいと思わないし、大きなエネルギーは生まれません。「哀」はマイナス思考に陥り、前向きの取り組みができません。「楽」はいまの状態を続くことがもっとも望ましいので、現状維持になります。「怒」は許せない対象があり、現状に不満を持ち、目の前に立ちふさがる壁を何とかぶち壊そうと思う感情です。そこには怒髪天を衝く(どはつてんをつく)といわれるように、大きなエネルギーが生まれます。そして、現状を破壊しようと思えば「どうしてこんなことになったのか? なぜだ? なぜだ?」と、もがき苦しみ、現状から脱却する方法を考えます。
怒れば、その原因を追及し、障害を取り除く行動を起こします。ですから、怒ることで怒る原因、問題の本質に近づくのです。
逆に言えば、怒りを忘れた人は現状に甘んじ、何も考えず、何の行動も起こしません。中小企業に元気が生まれないのは、社長が現状に怒らなくなったからです。
中小企業の経営は、経営者の生き方そのものです。創業者、オーナー経営者にとって、会社は自分の子どものようなものであることに異論をはさむ人はいないでしょう。会社の実情に満足できなければ、これほど悔しいことはないはずです。それなのに、腹の底から悔しいと思わないのですか。何とかしようと思わないのですか。
中小企業の社長は怒ってください、もっと怒ってください。社長が怒れば、社長自身が変わり、会社も変わります。
--「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行--
--桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著より--
商品が売れないこと、社員が社長の思いをわかってくれないこと、金融機関が何の手助けにもならないこと--悔しければ心底、怒るはずです。
それなのに、どうして怒らないのか。
怒れば問題点が明確になり、物事の本質が見えてきます。
ですから、社長は頭にきたことは、どんどん怒るべきです。
素直に怒リ、そこからエネルギーを奮起して、行動を起こせばいいのです。
人間には「喜怒哀楽」の感情があるといいます。この四つの感情の中で、一番エネルギーを生み出すのが「怒」です。
「喜」は次のステップを目指す動機にはなりますが、いつでも戻れる「心地よい現状」があるので、現状を変革したいと思わないし、大きなエネルギーは生まれません。「哀」はマイナス思考に陥り、前向きの取り組みができません。「楽」はいまの状態を続くことがもっとも望ましいので、現状維持になります。「怒」は許せない対象があり、現状に不満を持ち、目の前に立ちふさがる壁を何とかぶち壊そうと思う感情です。そこには怒髪天を衝く(どはつてんをつく)といわれるように、大きなエネルギーが生まれます。そして、現状を破壊しようと思えば「どうしてこんなことになったのか? なぜだ? なぜだ?」と、もがき苦しみ、現状から脱却する方法を考えます。
怒れば、その原因を追及し、障害を取り除く行動を起こします。ですから、怒ることで怒る原因、問題の本質に近づくのです。
逆に言えば、怒りを忘れた人は現状に甘んじ、何も考えず、何の行動も起こしません。中小企業に元気が生まれないのは、社長が現状に怒らなくなったからです。
中小企業の経営は、経営者の生き方そのものです。創業者、オーナー経営者にとって、会社は自分の子どものようなものであることに異論をはさむ人はいないでしょう。会社の実情に満足できなければ、これほど悔しいことはないはずです。それなのに、腹の底から悔しいと思わないのですか。何とかしようと思わないのですか。
中小企業の社長は怒ってください、もっと怒ってください。社長が怒れば、社長自身が変わり、会社も変わります。
--「会社を黒字に甦らせる儲けの法則」2007年春発行--
--桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著より--
2011年1月 4日 火曜日
ネットセミナー 五つの"商いの鉄則" 第1回
売上アップのための「五つの"商いの鉄則"」をお送りします。
●商いの"原点"
ここからは私がずっと「原点」と言い続けてきた経営の基本を確認するとしよう。
次に述べる「商いの鉄則」をつねに念頭に置いて実践すれば、不景気であれ好景気であれ、経営が間違った方角を向いて進むことは決してない。
どれもいたってシンプル。極めて当然と思えることばかりかもしれない。そう、そもそも商いの基本は驚くぼど明快で、今もなお不変の真理としてありつづけているのだ。
だが、その当たり前のことをわかっていない経営者がいるから売上が落ち、経営が危うくなる。頭で理解していることと、実際に行動に移せることは別なのだ。
これから起業を目指そうという人にはもちろん、すでに会社を始めた方も、そしてベテラン経営者には初心に帰っていただいて、頭でイメージできるように、できれば見えるところに紙を張り、毎朝声を出して読みながら暗記していただきたい。
そうしてつねに、自ら経営者としてやるべきことをやっているか、現在の姿勢や考え方に問題はないか、再確認していただければ、私のような業種の者の出番はなくなるのである。
●商いの鉄則その一「必ず売れる五原則」
商品をお客さまに売る時、必ず押さえておかなければならないのが、「売れる五原則」である。まず、商品(サービス)が売れるために必要なチェックポイントは次の四項目である。
① ほしい商品
② ほしい時
③ ほしい価格
④ ほしい方法
これが、「お客さまが買いたいものを、買いたい時に、買いたい価格で、買いたい方法で売る」という四原則である。これらのバランスが取れていることが売れるための最低条件だ。
しかし、マーケット・アプローチとして現在の市場はこれだけでは売れにくくなっている。そこでこの平面的な四原則に、次のもう一原則を付加しなければいけない。
⑤ 自社からしかモノが買えない仕組み
顧客(取引先)のみならず、さらに顧客(取引先)の顧客(取引先)を意識し、顧客(取引先)の業績アップのために顧客(取引先)の「支援」をするという形態が必要である。
具体的には、顧客支援、取引先支援という視点を「縦軸」にしながら、「自社からしかモノが買えない仕組み」作りを考えなければならない。
それには「立体のマーケティング」という視点が必要だ。つまり、自社の顧客(取引先)を支援する、そして、自分たちがこれまで存在したマーケット(自社のマーケット)とは全く違う他業界のマーケットである顧客(取引先)のマーケットに着目することで、立体的・多面的発想に到達し、自社の製品が売れる仕組みが見えてくる。

「アホこそ社長にならんかい」2006年4月発行(桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著)より--次回に続きます。
●商いの"原点"
ここからは私がずっと「原点」と言い続けてきた経営の基本を確認するとしよう。
次に述べる「商いの鉄則」をつねに念頭に置いて実践すれば、不景気であれ好景気であれ、経営が間違った方角を向いて進むことは決してない。
どれもいたってシンプル。極めて当然と思えることばかりかもしれない。そう、そもそも商いの基本は驚くぼど明快で、今もなお不変の真理としてありつづけているのだ。
だが、その当たり前のことをわかっていない経営者がいるから売上が落ち、経営が危うくなる。頭で理解していることと、実際に行動に移せることは別なのだ。
これから起業を目指そうという人にはもちろん、すでに会社を始めた方も、そしてベテラン経営者には初心に帰っていただいて、頭でイメージできるように、できれば見えるところに紙を張り、毎朝声を出して読みながら暗記していただきたい。
そうしてつねに、自ら経営者としてやるべきことをやっているか、現在の姿勢や考え方に問題はないか、再確認していただければ、私のような業種の者の出番はなくなるのである。
●商いの鉄則その一「必ず売れる五原則」
商品をお客さまに売る時、必ず押さえておかなければならないのが、「売れる五原則」である。まず、商品(サービス)が売れるために必要なチェックポイントは次の四項目である。
① ほしい商品
② ほしい時
③ ほしい価格
④ ほしい方法
これが、「お客さまが買いたいものを、買いたい時に、買いたい価格で、買いたい方法で売る」という四原則である。これらのバランスが取れていることが売れるための最低条件だ。
しかし、マーケット・アプローチとして現在の市場はこれだけでは売れにくくなっている。そこでこの平面的な四原則に、次のもう一原則を付加しなければいけない。
⑤ 自社からしかモノが買えない仕組み
顧客(取引先)のみならず、さらに顧客(取引先)の顧客(取引先)を意識し、顧客(取引先)の業績アップのために顧客(取引先)の「支援」をするという形態が必要である。
具体的には、顧客支援、取引先支援という視点を「縦軸」にしながら、「自社からしかモノが買えない仕組み」作りを考えなければならない。
それには「立体のマーケティング」という視点が必要だ。つまり、自社の顧客(取引先)を支援する、そして、自分たちがこれまで存在したマーケット(自社のマーケット)とは全く違う他業界のマーケットである顧客(取引先)のマーケットに着目することで、立体的・多面的発想に到達し、自社の製品が売れる仕組みが見えてくる。

「アホこそ社長にならんかい」2006年4月発行(桂経営ソリューションズ㈱代表取締役会長桂幹人著)より--次回に続きます。
2011年1月 4日 火曜日
謹賀新年 平成23年元旦
謹賀新年
皆様にとりまして
最良の年になりますよう
心からお祈り申し上げます
平成23年 元旦
白神事務所
経営と法務のサポーター@行政書士
代表・行政書士 白神英雄
ホームページをリニューアルしました。
www.shiragami.com 経営と法務のサポーター白神事務所
www.shiragami.biz 経営サポート@行政書士白神事務所
www.shiragami.jp 行政書士白神英雄事務所

皆様にとりまして
最良の年になりますよう
心からお祈り申し上げます
平成23年 元旦
白神事務所
経営と法務のサポーター@行政書士
代表・行政書士 白神英雄
ホームページをリニューアルしました。
www.shiragami.com 経営と法務のサポーター白神事務所
www.shiragami.biz 経営サポート@行政書士白神事務所
www.shiragami.jp 行政書士白神英雄事務所
2010年12月 9日 木曜日
スイスに行ってきました。
初めての外国旅行に行きました。行き先はスイスです。
2007(H19)/07/20~7/27まで。
関西空港からドバイを経由してスイス・チューリッヒまで、約16時間、乗り換えの待ち時間を入れると約20時間かかりました。
スイスの各地を巡るツアーでした。
3日目の朝6時過ぎに撮影したマッターホルンです。黄金に光っています。ツエルマットのホテルのベランダから撮影したものです
コンパクトデジカメで撮ったものですので、画像はいまいちですが、一番印象に残っているものです。



白神英雄/大阪府大阪市東淀川区
http://www.shiragami.biz/
http://www.shiragami.com/
http://www.shiragami.jp/
2007(H19)/07/20~7/27まで。
関西空港からドバイを経由してスイス・チューリッヒまで、約16時間、乗り換えの待ち時間を入れると約20時間かかりました。
スイスの各地を巡るツアーでした。
3日目の朝6時過ぎに撮影したマッターホルンです。黄金に光っています。ツエルマットのホテルのベランダから撮影したものです
コンパクトデジカメで撮ったものですので、画像はいまいちですが、一番印象に残っているものです。



白神英雄/大阪府大阪市東淀川区
http://www.shiragami.biz/
http://www.shiragami.com/
http://www.shiragami.jp/
2010年10月19日 火曜日
個別・出前経営セミナーのお知らせ
個別経営セミナー・出前経営セミナーは、セミナー受講希望者またはセミナーを開催したい企業様からのお申し込みにより、個別に、または出前で開催するセミナーです。
1人でもお申し込みいただけます。
【個別・出前経営セミナーのテーマ】
1.売上アップのための五つの鉄則
2.儲かる会社の社長になれ(仮題)
3.三次元マーケティング思考(仮題)
4.フリーターこそ経営者を目指せ(仮題)
5.必ず売れる5原則(仮題)
6.社長が変われば会社は変わる(仮題)
7.お客さんの役に立つ商売が成功する(仮題)
8.取引先を助ける支援ビジネス(仮題)
9.売って儲かる仕組みをつくれ(仮題)
10.2代目・3代目後継者セミナー
11.ビジネスコンテンツスクール--Ratuバリ建築スクール
12.ビジネスコンテンツスクール--Ratuバリ家具スクール
13.ビジネスコンテンツスクール--Ratuバリ・ガーデンスクール
14.ビジネスコンテンツスクール--Feastバリ・ブライダルスクール
15.ビジネスコンテンツスクール--バリ・ジャムゥ・エステスクール
16.ビジネスコンテンツスクール--靴のリペアショップ
17.ビジネスコンテンツスクール--洋服のリフォーム「匠の洋裁塾」
18.「どこも雇ってくれへんのやったら、自分でやらんとしゃーないなー」セミナー
19.その他、ご希望のテーマ
※ご希望のテーマをお選びください。
--------------------------------------------------------
・セミナーの日時:受講希望日時間を第3希望までお書きください。
・セミナーの時間:2時間までとします。
・セミナーの会場:大阪「本町駅」、「淀屋橋駅」、「北浜駅」、「堺筋本町駅」周辺の貸し会議室を受講希望日時間を考慮して予約します。
※会場予約完了後、正式な開催日時をメールにてお知らせします。
--------------------------------------------------------
【個別・出前経営セミナーの料金】
会場費(参加者3人まで)4,200円+参加者1人あたり5,250円
なお、会場費は参加人数により異なります。会場費は貸し会議室側の都合により値上げされる場合もあります。その節はご了承ください。
また、参加者が2人以上のときは、会場費を除いた金額の参加者人数分の%分割引いたします。最大30%まで。
例=参加者1人 9,450円(税込)
例=参加者2人 4,200円+10,500円×(100-2)%=14,490円(税込)
例=参加者3人 4,200円+15,750円×(100-3)%=19,477円(税込)
例=参加者5人 5,250円+26,250円×(100-5)%=30,187円(税込)
例=参加者10人 9,450円+52,500円×(100-10)%=56,700円(税込)
例=参加者30人 18,900円+157,500円×(100-30)%=129,150円(税込)
※貴社の会議室で開催する場合は、会場費は不要です。
※お見積をします。必要な方はお申し付けください。
1人でもお申し込みいただけます。
【個別・出前経営セミナーのテーマ】
1.売上アップのための五つの鉄則
2.儲かる会社の社長になれ(仮題)
3.三次元マーケティング思考(仮題)
4.フリーターこそ経営者を目指せ(仮題)
5.必ず売れる5原則(仮題)
6.社長が変われば会社は変わる(仮題)
7.お客さんの役に立つ商売が成功する(仮題)
8.取引先を助ける支援ビジネス(仮題)
9.売って儲かる仕組みをつくれ(仮題)
10.2代目・3代目後継者セミナー
11.ビジネスコンテンツスクール--Ratuバリ建築スクール
12.ビジネスコンテンツスクール--Ratuバリ家具スクール
13.ビジネスコンテンツスクール--Ratuバリ・ガーデンスクール
14.ビジネスコンテンツスクール--Feastバリ・ブライダルスクール
15.ビジネスコンテンツスクール--バリ・ジャムゥ・エステスクール
16.ビジネスコンテンツスクール--靴のリペアショップ
17.ビジネスコンテンツスクール--洋服のリフォーム「匠の洋裁塾」
18.「どこも雇ってくれへんのやったら、自分でやらんとしゃーないなー」セミナー
19.その他、ご希望のテーマ
※ご希望のテーマをお選びください。
--------------------------------------------------------
・セミナーの日時:受講希望日時間を第3希望までお書きください。
・セミナーの時間:2時間までとします。
・セミナーの会場:大阪「本町駅」、「淀屋橋駅」、「北浜駅」、「堺筋本町駅」周辺の貸し会議室を受講希望日時間を考慮して予約します。
※会場予約完了後、正式な開催日時をメールにてお知らせします。
--------------------------------------------------------
【個別・出前経営セミナーの料金】
会場費(参加者3人まで)4,200円+参加者1人あたり5,250円
なお、会場費は参加人数により異なります。会場費は貸し会議室側の都合により値上げされる場合もあります。その節はご了承ください。
また、参加者が2人以上のときは、会場費を除いた金額の参加者人数分の%分割引いたします。最大30%まで。
例=参加者1人 9,450円(税込)
例=参加者2人 4,200円+10,500円×(100-2)%=14,490円(税込)
例=参加者3人 4,200円+15,750円×(100-3)%=19,477円(税込)
例=参加者5人 5,250円+26,250円×(100-5)%=30,187円(税込)
例=参加者10人 9,450円+52,500円×(100-10)%=56,700円(税込)
例=参加者30人 18,900円+157,500円×(100-30)%=129,150円(税込)
※貴社の会議室で開催する場合は、会場費は不要です。
※お見積をします。必要な方はお申し付けください。













